ボディデザイン同様シンプルなカメラ機能〜「INFOBAR」(1/2)スタイリッシュなデザインに注目が集まる「INFOBAR」には31万画素CCDが搭載されている。シンプルなデザイン同様、カメラの使い勝手もシンプルにまとめられている。
巷で大きな話題になっている(と思われる)「INFOBAR」。このスリムでストレートでフラットなボディにもカメラは埋め込まれている。 ただし搭載されたのは、ハイエンド機がこぞって搭載してきたメガピクセルではなく、普及機クラスの31万画素CCD。この薄いスペースにさりげなくカメラを入れるには、レンズやCCDのサイズにも制限があり、31万画素なのもやむを得ないところだろう。 カメラの横にはフラッシュが付いている。多くのカメラ付きケータイにはフラッシュというより「補助光」と呼ぶほうがふさわしいライトが付いているが、INFOBARの場合、フラッシュと呼ぶにはこころもとないが、多少強い光を瞬間的に出してくれるようだ。 使い方は非常に分かりやすくていい。メールボタンなどが側面に置かれているのに、十字キーの左上に大きなカメラボタンがあって起動しやすく、それを押すと2.7秒程度で撮影可能になる。 基本撮影機能も極めて簡素。撮影モードは「携帯モード」と「PCモード」二つだけだ。携帯モードではINFOBARのメイン液晶と同じ解像度の132×176ピクセル、PCモードでは横長の640×480ピクセルの画像を撮影できる。「ファイン」「ノーマル」といった画質設定はない。 ホワイトバランスはオートのみで、撮影中に変更できる項目も露出補正だけと完全なフルオート志向だ。ただしシーンモードは、「ポートレート」「風景」「夜景」の3種類から選べる。
それでは画質をチェックしていこう。昼間の屋外で(残念ながら薄曇りだが)、いつものように黄色い象のすべり台を撮影した。 31万画素カメラとしては一般的な画質だ。色のくすみやディテールのデコボコはあるし、最近のメガピクセルケータイと比べるとどうしても劣るが、31万画素機としては悪くないレベルだ。 もう一つ、花畑の写真を撮ってみた。 やはり細かい写真は苦手だ。またCMOSではなくCCDを搭載したのなら、もうちょっと発色などでがんばってほしかったところだ。 次に室内の作例をお見せしよう。まず31万画素CMOSの「FOMA P2102V」と同じシーンを撮って比べてみた。
こんなふうに差が出てきた。31万画素CMOSのP2102Vのほうがノイズは多いが(室内での撮影で暗かったので増感されたと思われる)、階調はなめらかに出ている。ただし条件がよければ(輝度差があまりない構図で被写体があまり細かくない)色はそれなりにきれいだ。 [荻窪圭, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
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