Mobile:NEWS 2003年11月21日 04:31 PM 更新

Mobile&Movie 第89回
キューティ・ブロンド ハッピーMAX「緊急連絡網を発令して!」

映画の中の名脇役として登場する“モバイル製品”を紹介する「Mobile&Movie」。今回ご紹介するのはバービーのようなブロンド娘、エルが議会で大活躍する「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」。ピンクの携帯電話がエルのピンチを救います。

作品名キューティ・ブロンド ハッピーMAX(Legally Blonde 2)
監督チャールズ・ハーマン・ワームフェルド
制作年・製作国2003年アメリカ作品


 キュートなブロンドガール、エルが再びスクリーンに戻って来ました。おなじみのバービー人形のようなファッショナブルなスタイル、ペットのブルーザーくんとのペアルック(2002年5月24日の記事参照)はグレードアップ。もちろん最新モデルに機種変更した携帯電話は、エルのイメージカラーのピンクです。ピンクのラメのコーティングで、ゴージャス度はさらに増しています。

 ハーバード・ロースクールを優秀な成績で卒業したエルは、法律事務所で弁護士として働き始めました。エル流のやり方で仕事をこなし、クライアントの評判も上々。さらに3カ月後には恋人エメットとの結婚式を控え、最高に充実した毎日を送っていました。

 結婚式の招待客リストを作っていたとき、エルは愛犬ブルーザーの母親も呼んで、親子を対面させることを思いつきます。さっそく行方を調べてみたところ、同じボストンに住んでいることが判明。急いで住所を訪ねていくと、そこには“V.E.R.S.A.C.E”のロゴが。てっきり、あの高級ブランドのショップかと思い、建物の中に入ったエルは思いがけない光景を目にします。なんとブルーザーの母親は、動物実験の研究室に閉じ込められていたのです。エルはブルーザーの母親を救うために、立ち上がりました。

 勤めていた法律事務所に動物の権利の保護を訴えますが、化粧品会社をクライアントに抱えているため、ボスの答えは「NO!!」。自分の信念を貫くと宣言したエルは、解雇されてしまいます。しかし簡単には引き下がらないエル。ハーバードの先輩で愛犬家のラッド議員のグラビアを見て、進むべき道を見出します。化粧品の動物実験を禁止する法律を作るため、ワシントンD.C.へ向かったのでした。

 ラッド下院議員に快く迎えられたエルは、スタッフの一員としてホワイトハウス内の事務所で働くことになりました。お堅い雰囲気の中で、エルのピンクのコスチュームは浮きまくり。そのルックスのせいでエルの第一印象は最悪でしたが、動物実験を禁止する法律“ブルーザー法案”実現のために頑張る姿は、やがてスタッフの心も溶かしていきました。

 そんなエルに賛同する協力者も多数現われます。議会の人脈と根回しの方法など、ホワイトハウスのやり方とエルのスタイルをミックスしながら、“ブルーザー法案”を議会に提出するところまで漕ぎつけたのでした。しかし、“ブルーザー法案”を撤回しようとする動きが起こります。それは、想像もできない人物の仕業でした。今度ばかりは絶体絶命のピンチ! と思ったその時……エルは携帯電話で助けを求めます。

「緊急連絡網を発令して!」

 電話をかけた先は、エルが属する女子社交クラブのデルタ・ヌーの支部。そこから全米へと緊急連絡網が駆け巡り、デルタ・ヌーのメンバーが招集されたのです。エルを応援しようと、ホワイトハウスへ向かうメンバーたち。デルタ・ヌーの結束によって、エルは元気を取り戻し“ブルーザー法案”の議決にもう一度挑戦する気力が漲ってきたのです。巻き起こるエル旋風に議会も騒然! ホワイトハウスを、エルのイメージカラー“ピンク”に埋めつくします!



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[本田亜友子, ITmedia]

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