サラウンド【さらうんど】サラウンド(surround)は音響用語の一つで、英語の「取り巻く」という意味が表すように、前後左右からも音が聞こえるような立体的な音、およびその仕組みを指す。もともとは臨場感のある音響を実現する手段として、映画に用いられてきた技術だが、最近では携帯電話の着メロとして、このサラウンドに対応したものが登場してきている。 サラウンドには、マトリクスサラウンド、4チャンネルサラウンド、5.1チャンネルサラウンド、6.1チャンネルサラウンドなどいくつか種類があるが、現在、最もよく目にするのは5.1チャンネルサラウンド(5.1chサラウンド)だ。DVDやBSデジタル放送で既に使われており、また12月1日から開始される地上波デジタル放送でも使われる。 5.1チャンネルサラウンドは、計6本のスピーカーによって再現される。前方の左(レフト)、中央(センター)、右(ライト)の3チャネルと、後方左右の2チャンネル(リアレフト、リアライト)を配置したものに、低音補強チャンネル(サブウーファ)を加えた構成。このサブウーファが0.1チャンネルとして加わることで、5.1チャンネルと表現される。もちろん単なるスピーカーの数を指すものではなく、それぞれのチャンネルは異なる音を出力する。
人間の聴覚特性を利用した演算処理を行うことで、2本のスピーカーを使う従来のステレオシステムでも、サラウンドに近い状態を実現することができる。これをバーチャルサラウンドと呼ぶ。この技術はオーディオ用のヘッドフォンなどのほか、ダブルスピーカーを搭載したドコモの携帯電話「N505i」などに使われている。 関連記事 40メロミックス、サラウンド効果を実現した着メロ配信を開始 “カメラ以外”へ向かう「N505i」 NECエレが携帯向け音源LSIに参入 サラウンド対応 [江戸川, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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