Mobile:NEWS 2003年11月28日 05:41 PM 更新

Mobile&Movie 第90回
木更津キャッツアイ 日本シリーズ「俺も30分心臓が止まったことがあるけど生きてる」

映画の中の名脇役として登場する“モバイル製品”を紹介する「Mobile&Movie」。今回ご紹介するのは大人気テレビドラマの映画化作品「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」。携帯電話がぶっさんとユッケを急接近させるきっかけになります。

作品名木更津キャッツアイ 日本シリーズ
監督金子文紀
制作年・製作国2003年日本作品


 テレビ放映時からカルトな人気を集めていたドラマ「木更津キャッツアイ」が、映画になって帰ってきました。余命半年を宣告された21歳のぶっさんが、全速力で駆け抜けたひと夏の思い出。木更津の仲間たちとの愉快なエピソードの一つは、ぶっさんが携帯電話越しに受け取った憧れの人からメッセージ。その言葉から驚異的な生命力を授って、ぶっさんは“やっさいもっさい”絶好調!

 ぶっさん、バンビ、マスター、アニ、うっちーの五人は、いつでもつるんで行動しています。彼らの共通の趣味は草野球チーム“木更津キャッツ”で試合をすることで、高校時代には甲子園出場を目指していたほど。しかし裏では、怪盗団“木更津キャッツアイ”として奇想天外な活動をしています。ぶっさんが重病人ということも忘れて、マスターの店“野球狂の詩”で昼間からビールを飲んで大騒ぎするのが日課でした。

 ある日、近所に韓国パブが出来たと聞いて、五人は気合を入れて繰り出します。そこでぶっさんが出会ったのは、チマチョゴリを着た韓国人ホステスのユッケ。たどたどしい日本語と不思議な存在感に、ぶっさんは興味を持ちます。

 その後、木更津の映画館で日本語の勉強に来ているユッケと再会したぶっさん。二人が観ていた映画は、ぶっさん憧れのスター・哀川翔主演のバイオレンスムービー。感動して涙を流すユッケとぶっさんは、その場で意気投合します。哀川翔の映画は何本か観ているというユッケに、ぶっさんはその作品の素晴らしさを力説。そして、自分が哀川翔と知り合いだということをアピールしようと携帯電話を取り出します。

「おはようございます。木更津のタブチです」

 電話をかけた先は、もちろん哀川翔。以前出会ったときに番号を交換した仲なのです。ぶっさんがあと半年の命と知る哀川翔は

「俺も30分心臓が止まったことがあるけど生きてる」

 と励ましの言葉を送ります。熱い男気に勇気付けられたぶっさんは、哀川翔をきっかけにユッケとの距離も急接近。一緒に渡ると恋が芽生えるという、伝説の赤い橋をいつのまにか二人で歩いていたのでした。ユッケにメロメロになってしまったぶっさんは、とうとう結婚まで考えるように。

 そんなぶっさんの愛の奇蹟と同時に、もうひとつのミラクルも発生。なんと仲間の犠牲になって死んだはずのオジーが、木更津に戻ってきたのです。オジーを暖かく迎えるキャッツアイの面々ですが、オジーの行動にはどこか怪しい影がつきまといます。うっちーの機密調査から見えてきたのは驚愕の事実。そして、木更津キャッツアイに、人生最大のピンチがやってきます。キャッツアイの五人は、命懸けで危機を乗り越えられるのか? ぶっさんとユッケの恋の行方は? 最後まで驚きと爆笑の連続です!

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[本田亜友子, ITmedia]

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