デジタルズーム【でじたるずーむ】デジタルズームは、デジタルカメラなどに採用されているズーム機能のうち、レンズなどの光学系の動作を伴わないものを指す。CCDで取り込んだ画像情報の、画素を大きくすることによって、画像サイズの拡大と目的範囲のトリミングを行う。
デジタルズームのメリットは、実装スペースの必要なズームレンズを必要としないこと。つまり、メーカーは本体を薄く作ることができる。その一方で、拡大した画像が粗くなるため、高画質な写真は撮影できないというデメリットがある。 デジタルズームは、内部で演算処理をして画像を拡大するため、2倍や4倍など、整数倍するものが多い。レンズを動かす光学ズームのように、中間点となる任意の倍率を選択できないのだ。そこで、デジタルズームで任意倍率を実現する機能をリニアズーム、もしくはデジタルリニアズームと呼ぶ。 カメラ付き携帯電話のズーム機能は、実装スペースの問題から光学ズームレンズの組み込みが難しいため、現時点ではデジタルズームが主役である。その中で、D505iSでは等倍から最大20倍まで任意の倍率にズームを設定することが可能になるなど、上位機種にリニアズーム搭載の動きもある。さらには、光学ズームを開発中のメーカーもあり、携帯電話での光学2倍、光学3倍なども現実味を帯びてきた。 光学ズームはレンズを動かすことで画像の倍率を変化させるため、デジタルズームのような拡大に伴う画像の劣化はない。デジタルカメラでは、光学ズームを優先させ、補助的にデジタルズームを使うという組み合わせが一般的である。 [江戸川, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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