Mobile:NEWS 2003年12月12日 09:35 PM 更新

東芝、液晶視野角を自由にコントロールできるフィルター技術を開発


 東芝は12月12日、液晶ディスプレイの視野角を自由にコントロールできるフィルター技術を開発したと発表した。特殊なフィルターをディスプレイに貼り付けることで視野角を狭めることができ、視野角の調節や制限の解除も自由に行える。携帯機器やATM、電子投票端末などでの需要を見込んでおり、2004年度下期の販売開始を予定している。


斜めから見た場合(左)と正面から見た場合

 液晶は素子の配置の仕方などで特定の方向が暗くなる性質があるが、新技術はこれをそのまま利用。フィルターにより、方向の異なる素子を違い違いに並べた構造を作ることで、左右どちらから見ても半数程度の素子が暗く見えるようにする。画面には網目状の模様が表示されるため、左右などからのぞき見されるのを防止できる。

 簡単な制御回路とともに機器に組み込めば、視野角を自由に調節したり、模様が不要な時には解除することもできるようになる。網目だけでなく、ロゴやキャラクターを表示させるフィルターも製作可能で、銀行ATMの未使用時に広告を表示させるといった用途も想定している。

 製品化は東芝電子エンジニアリングが行う。

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