進化した指紋センサー付き「F900i」FOMA初となる指紋センサーは、指を滑らせるスイープ型。設置面積が小さいだけでなく、認識率も向上した。カメラは128万画素CCDカメラと、11万画素CMOSカメラを備え、両側共にライトを搭載している。
富士通、5機種目となるFOMA「F900i」は、「F2102V」をベースとしながら、128万画素CCDカメラ、QVGA液晶など、大幅にスペックをアップさせた端末だ。 外側には128万画素CCDカメラ、内側にはテレビ電話用に11万画素のCMOSカメラを備える。接写はスライドスイッチで切り替える。外側、内側共に撮影補助用のライトを備え、外側はiモードの「iマーク」がライトになっている。さらに、撮影画像をminiSDカードに直接保存できるようになった。 特徴的なのは、「F505i」からさらに進化した指紋センサーだ。面に押し当てるタイプから、指を滑らせるスイープタイプに変更され、認識率が向上。「指紋登録に、F505iでは7回〜10回の認証が必要だったが、F900iでは3回程度で大丈夫」(説明員) “F”独特の機能である「プライバシーモード」(7月29日の記事参照)と組み合わせることで、モードの解除が簡単に行える。
OSには、これまで通りSymbian OSを採用。メニューのアニメーションはなくなり、若干速度が増した印象だ。従来通り、FOMA USB接続ケーブルを使ってPCと接続し、Outlookとシンクロさせることもできる。 メニュー周りの外観では、電池残量や電波強度などが表示されているピクト行の背景がなくなり、待受画面を全画面に表示させられるようになった。 オーバーラップウィンドウによるマルチタスク動作がSymbian OSの特徴の一つだが、画面上部に現在起動中のタスク一覧が表示され、分かりやすくなった。また、上下スクロールができる画面では、右端にスクロールバーが表示され、現在位置を把握しやすくなっている。
F900iのポイントの一つは、ドコモとしては画期的な「ライムグリーン」のボディ色の採用だ。全体のデザインも「レトロフューチャーなイメージ」(夏野氏)でまとめられている。 金属的な質感を持つ塗装で、高級感を醸し出す。背面の有機ELディスプレイは4色のエリアカラー型だが、フルカラーとはまた異なり、有機ELらしさが、デザインにマッチしている。
主な仕様は以下の通り(予定)。
関連記事 究極のiモード〜FOMA「900i」5機種が発表 2004年2月には、FOMAの新シリーズ「900i」が登場する。カメラや端末の重さ、待受時間などさまざまな面で、ムーバと同等の仕様とし、コンテンツなどのサービス面では505iを上回る。 900iシリーズは「505i」にどこまで追いついたか バッテリーの持ちや端末機能についても、「FOMAだから……」という妥協なく作られた「900iシリーズ」。重さや端末機能を比較しながら概観していこう。 “au買うのはちょっと待って”とドコモ、榎氏 このところ純増数が落ちこんでいるドコモ。この事態をよほど気にしているのか、iモード事業本部長の榎啓一氏は、“キャリア替えは来年2月のFOMAを見てからにしてほしい”とコメントした。 次期FOMA「x900i」は“イケてる”端末 来年頭に登場する次期FOMAは、これまでの4桁型番から現行iモード同様に型番も変更。機能的にPDCを上回るだけでなく、デザインにも注力する。イメージは「クラウンじゃなくてアルファロメオ」──“高級”から“カッコイイ”を目指す。 次期FOMAは「1月に入ったら間もなく」〜立川社長 505iシリーズを上回る機能を持つとされる、次期FOMAの投入スケジュールについて、ドコモの立川社長が言及した。「506i」シリーズの投入も明言した。 年明け発売。次期FOMAの概要明かされる ドラクエ、ファイナルファンタジーのiモード移植発表会で、ドコモは次期FOMAの概要を明かした。5〜6機種が予定されており、発売は年明けの2004年早々。iアプリなどのスペックは「505i」「506i」を超えるという。 [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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