Mobile:NEWS 2003年12月19日 03:04 AM 更新

ケータイカメラ画質研究ラボ
202万画素+AFは予想以上の画質「V601SH」(1/3)

初代メガピクセル端末「J-SH53」の後継機となる「V601SH」。画素数は2倍の202万画素、そしてオートフォーカス機能まで備えた。そのカメラとしての画質はどこまで進化したのか。

 そのメガピクセルっぷりと発色の良さで、中にはデジカメとして買ったという人もいるという話を聞くくらい(そこまでの画質ではないと思うが)ヒットしたシャープの「J-SH53」(5月28日の記事参照)だが、J-フォンがボーダフォンになり、そのリニューアルが待たれていた。そして登場したのがハイエンドの「V601SH」だ(12月4日の記事参照)。


液晶側のヒンジ近くに装備されているのが202万画素のカメラ。サブディスプレイの右上に小さくモバイルライトが付いている。サブディスプレイは自分撮り時にも使える。通常は開いて撮影する。全画面表示で見ないと、上下に各種情報が出ている分、撮影画像がトリミングされる

 小振りなボディながら、202万画素でオートフォーカス(AF)付き。「V401SH」で見られたデータサイズの制限(12月11日の記事参照)ももちろんない。

 デザインはJ-SH53やV401SHと同様、シンプルなカメラ付きケータイそのもの。液晶を開いて[F]キーを押して撮影するというスタイルだ。側面のシャッターボタンはボディではなく液晶ディスプレイの左側面に付いていて、開いた状態でケータイを横位置に持って撮影するのも簡単だが、得られる画像は縦位置のものだ。

 カメラとしての機能は多彩。[F]キーを押して出るメニューから「モバイルカメラ」を選ぶと、その中に、静止画用として「写メールモード」と「デジタルカメラモード」、動画用として「ムービー写メールモード」「モーションカメラモード」「ビデオカメラモード」の三つがあり、さらにバーコード用や文字読み取り用のモードが用意されている。全部で五つだ。

 ダイヤルキー左上の「ボーダフォンライブ!」ボタンを長押しするとカメラが起動するが、このとき上記五つの中の直前に使っていたカメラモードで立ち上がる。直前のカメラを「デジタルカメラモード」で使っていたらそのままカメラとして使えばいいし、ほかのモードで使っていたらそのモードで起動するので、そのときはカメラモードを切り替えればいい。数字キーの「1」から「5」にそれぞれのカメラモードが割り当てられている。デジタルカメラモードは「2」だ。


カメラモードは全部で7種類。ショートカットキーでは最後に使ったモードでカメラが起動する(左)。豊富なショートカットキーはガイドで一覧表示できるので、これを使って快適に操作したい(右)

 これで準備完了。デジタルカメラモード時の撮影サイズはVGA(480×640)、XGA(768×1024)、SXGA(960×1280)、2Mモード(1224×1632)の四つから選べる。最高解像度は一般的な200万画素デジカメの1600×1200ピクセルよりちょっと大きい。撮影時の画質はノーマル・ファイン・ハイクオリティの三つ。組み合わせはけっこう多いが、デジカメとして使いたいなら最高解像度の最高画質にしておいて構わないだろう。

 基本機能をセットしたら、あとは縦位置で普通に撮影するだけだ。

[荻窪圭, ITmedia]

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