ボーダフォンは1月19日、割引サービス「ボーダフォンハッピーボーナス」を家族割引の副回線にも適用すると発表した。2月1日から受け付ける。
ハッピーボーナスは2年単位で契約を行うことで、基本使用料を15%割り引くと共に10カ月利用ごとに2カ月間基本使用料無料月を設けるサービス。ただし、これまで家族割引の副回線には適用できなかった。
ボーダフォンはハッピーボーナスのほかに年間割引も用意しているが(併用不可)、こちらは副回線には適用できない。
また、これまでバリューパックシルバー(基本使用料5900円)、ビジネスエコノミーパック(基本使用料5900円)以上のプランからプレゼントサービス「ライフ特典」の対象だったが、家族割引ユーザーの場合、主回線と副回線の基本使用料の合計が4900円以上で対象となる。
ボーダフォンは一定期間携帯を使い続ける契約が複数存在する。2年契約の「ハッピーボーナス」、1年契約の「年間割引」、何も契約しない場合に自動的に付与される「継続割引」だ。
それぞれ契約単位期間が長いほど割引率が高くなる。代わりに契約更新月以外に契約を解除すると、ハッピーボーナスでは1万円、年間割引では4000円の解除料がかかる。
ボーダフォンは2002年12月に、料金プランを全国統一した(2002年12月の記事参照)。名称は似ていても、新プランと旧プランは別物。例えば、ハッピーパケットやハッピーボーナスを契約するには、新プランに変更する必要がある。
逆に、旧オプションプランを利用するには旧プランのままでいる必要がある。例えば、新旧の年間割引は割引率が少々異なり、旧年間割引(東日本地区のJ-Year)は継続割引との併用が可能だった。
利用年月 | ハッピーボーナス | 年間割引(新) | 継続割引 | 年間割引(旧)+継続割引(参考) | |
---|---|---|---|---|---|
1年目 | 15% | 10% | 0% | 10% | |
2年目 | 約29% | 約18% | 5% | 20% | |
3年目 | 約29% | 約23% | 7% | 22% | |
4年目 | 約29% | 約27% | 10% | 25% | |
5年目 | 約29% | 約27% | 10% | 25% | |
6年目以降 | 約29% | 約27% | 15% | 30% | |
ハッピーボーナスと年間割引(新)は無料月があるため、年間の割引額。試算に使った年間割引(旧)はJ-フォン東日本地域の「J-Year」。継続割引はハッピーボーナスや年間割引(新)との併用ができない
家族割 | ハッピーボーナス | 年間割引(新) | 年間割引(旧) | 継続割引 |
---|---|---|---|---|
主回線 | ○ | ○ | ○ | ○ |
副回線 | ○ | × | × | ○ |
各割引サービスを比較してみると、ハッピーボーナスが早期から高い割引率を持っていることが分かる。旧年間割引+継続割引は6年目以降は30%引きとなるが、旧プランでは「ハッピーパケット」など新しい割引オプションを契約できない。また料金プランの変更もできない。
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