ST、携帯電話の音声回路を簡略化するドライバICを発表

» 2004年01月21日 20時15分 公開
[ITmedia]

 仏伊ST Microelectronicsは、オーディオアンプとデジタルボリュームを内蔵し、音声回路の簡略化を実現する携帯電話向け新型ドライバIC「TS4851」「TS4855」を発表した。

 「TS4851」は左右の音声チャネルごとにゲインを調整でき、ゲインコントロールを搭載していないマイクロフォンに対しては、別々のモノラル入力を提供する。また「TS4855」には、さらに別のゲインパスが用意されており、ハンズフリーマイクロフォンなどを使用できる。

 いずれの製品も、32ステップのデジタルボリューム調整と8種類の出力モードを装備しており、使用するヘッドセットチャネル、スピーカー、入力およびボリュームの組み合わせをコントロールできる。ポップノイズやクリックノイズの低減回路を内蔵しており、デジタルボリュームおよび出力モードは、3線式SPIバスインタフェースを通じて制御する。

 ともに3〜5ボルトの電源電圧で動作し、シャットダウンモードにおける電流消費は標準で0.1μアンペア、サーマルシャットダウンプロテクションを搭載している。

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