900iシリーズで新たに採用された機能がキャラ電(1月23日の記事参照)。テレビ電話に自分の顔を出したくないとき、代わりに好きなキャラクターを表示させる機能だ。
コンテンツプロバイダからも、さまざまなキャラ電が提供されるが、いくつかのキャラは買ってすぐ使えるよう、端末にプリセットされている。
そこで各社の端末にどんなキャラ電がプリセットされているのかをチェックした。なおいずれの端末にも、ディズニーとドコモのコラボで生まれた「Dimo」のマスコットキャラ「ブンブン」が共通で入っている。
2月6日から発売される「F900i」にプリセットされるのは、「アイ」と「ケン」。アイは、胸の開いたカットソーにミニスカート、ブーツにニット帽といういでたち。ケンは、渋谷・新宿・池袋でよくみかけるちょっとゴリ系の顔にヒゲを生やしたストリート系だ。
キャラクターに割り当てらるのは「1:面白いっ!」「2:ムカッ!!」「3:うゎーん!!」「4:ZZZ…」「5:うわっ!?」「6:ゴメン」「7:ううう。。。」「8:???」「9:はずかしい」というアクションだ。
iアプリとしてファイナルファンタジーがプリセットされる「P900i」では、キャラ電も「黒魔道士」「白魔道士」が収録される。会話の音に反応して口が動く簡易リップシンクに対応しているが、「黒魔道士は口がないので、音声に反応してちょっとした身振り手振りをする」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ)という。
白魔道士、黒魔道士ともに次のようなアクションが割り当てられている。「1:手を振る」「2:大笑いする」「3:泣く」「4:喜ぶ」「5:怒る」「6:はい」「7:いいえ」「8:拍手する」「9:慌てる」
ドラゴンクエストがプリインストールされる「N900i」だが、キャラ電はドラクエがらみのものではない。「トーフ親子」で知られるデビルロボッツが“N”向けにデザインしたオリジナルキャラ「ニノ」と「チカ」だ。
アクションは、9つのダイヤルキーのほかに[#][数字]にも動きが割り当てられており、15のアクションを楽しめる。また、体のパーツだけを動かすことも可能。12通りのパーツの動きも用意される。
アクションは「1:笑う」「#1:ラブリー」「2:怒る」「#2:びっくり」「3:泣く」「#3:悲しむ」「4:YES」「#4:オッケー」「5:NO」「#5:ダメダメ」「6:ごめんなさい」「#6:なやむ」「7:ジャンケン・グー」「8:ジャンケン・チョキ」「9:ジャンケン・パー」の15種類。
パーツは「11:左側の手を上げる」「44:左側の手を下げる」「33:右側の手を上げる」「66:右側の手を下げる」「22:背景を昼にする」「55:背景を夜にする」「77:ロング」「88:通常バストアップ」「99:顔アップ」「71:左45度を向く」「81:正面を向く」「91:右45度を向く」の12種類だ。
なおドラクエ関連のアイテムは、着信音が1曲(序曲ドラゴンクエスト)、待ち受け画面が2枚、フォトフレームが1枚収録されているそうだ。
シャープ端末には他の端末より1つ多い3つのオリジナルキャラ電がプリセットされる。それぞれの名前を控えるのを忘れてしまったのだが、うさぎとロボットと女性がプリセットされる。
中でも、注目なのは「うさぎ」。にんじんや星がちりばめられたかわいい背景とは裏腹な、ちょっと不機嫌そうな顔がいい味を出している。どんなアクションが用意され、どんな表情を見せてくれるのかが楽しみだ。
D900iにプリセットされるキャラ電は「男の子」と「女の子」で、名前はまだない。それぞれ街の風景をバックに、目のパッチリした男の子と女の子が描かれている。男の子の衣装が一瞬エプロンに見えたが、よく見たら長袖Tシャツの上にランニングを着ているのであった……。
なお、三菱電機のメーカーサイト「My D-style」では、人気キャラの「で〜すけ」など、さまざまなキャラ電を用意するという。
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