「オレの家って、本当に電波状況悪いんだよね。何かいい方法ない?」――そんなあなたにオススメしたいのが、ミサキコーポレーション製「パラボラアンテナ」だ。
同アンテナは、テレビ東京のバラエティ番組「TVチャンピオン」で“ケータイ王”に輝いたケータイベストの名物編集者、羽田卓生氏が番組終了間際に持っていたことで、一躍脚光を浴びたシロモノだ。
ユーザーから「あれが欲しいんですが、どこに売っているんですか!?」との問い合わせを受け、現在ITmediaモバイルショップで販売している。このアンテナを装着することで、どの程度電波状況が改善するのか、実際に試してみた。
まずは、モバイルショップで取り扱っているセットの中身を確認しよう。パラボラアンテナには、シリアルコネクタがついた接続ケーブルが付属しており、ドコモの800MHz用PDC携帯と接続できる。セットには、標準添付ケーブルに比べて低損失のコネクタが付いた同軸ケーブル「5D-2V」(約9.7メートル)も1本付属している。
早速、利用してみよう。ひとまず、電波が悪そうな場所を探す。ここで重要なのは、「圏外ではアンテナの効果がない」こと。KA-001はあくまで電波の利得を上げるためのもので、そもそも電波が届かない場所では意味がない。
というわけで、携帯のアンテナ表示が0〜1本しか立たないような、通信が不安定なポイントに移動する。その場所で、アンテナと携帯を接続。ここで、すぐにもアンテナが3本になる……と話がうまいのだが、試したところでは一瞬で効果が出るわけではなさそうだ。
しかし、ここで慌ててはいけない。KA-001は指向性を持ったアンテナであるため、アンテナをあちこちに向け、どの方向に向ければ受信状態がよくなるか慎重に検討する。ここ、という場所に向けると……見事アンテナ表示は3本を示した。この状態で、アンテナを固定してしまえばいいわけだ。
ちなみに、付属の接続ケーブルにはパラボラアンテナを2つまで接続することができる。そもそも携帯電話は内蔵アンテナを2種類持っているが、それに1対1で対応するよう、パラボラアンテナを接続できるのだ。
「ドコモのPDC方式の場合、アンテナを2本使用するとダイバーシティー機能が有効になり、受信感度の向上が期待できる」(ミサキコーポレーション)
ミサキコーポレーションのサイトでは、アンテナ2本セットのバージョンも販売している。資金にゆとりがあり、充実の電波環境を実現したいユーザーは、「パラボラ2本構成」というのも検討してみてはいかがだろうか。
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