携帯のカタログにも載っていないけど、使っていて便利、なくなったらとっても困る、そんなちょっとした“小技”を紹介する、このコーナー。今回は、「メモ帳」機能を見ていきたい。
携帯電話が手帳代わりに使われるようになって久しい。強力な予測変換を備える昨今の携帯では、テキストメモの入力も面倒ではないはず。ちょっと気になった“メモ機能”を見ていこう。
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「メモしておいたはずなのに……」。メモ帳を使っている人の中には、書いたメモが複数のノートに分散していて、イザというときに見つからない経験をした人もいるだろう。とっさにあった紙片にメモをして、それをなくしてしまった……というユーザーもいるだろう。あのメモ帳は今家だ──という経験は誰しもがあるはず。
常に持ち歩く携帯電話ならば、最良のメモ帳として利用できるはず。メールで鍛えた日本語入力を、メモにも生かさない手はない。
とはいっても、メモ機能を重視している携帯電話は案外少ない。まず最初に見ていきたいのが、簡単にメモが読み書きできるかだ。
感動的なのは、カシオ計算機製のau端末「A5403CA」。十字キー下の[クリア]ボタンが[メモ]も兼ねており、待ち受け画面からボタンを押すだけでメモを起動できる。なにようれしいのは、待ち受け画面から[メモ]−[決定]−[編集]と押すだけで、メモが入力できるという使い勝手の良さ。
さらに、メモメニューの先頭[1]番は「簡単メモ帳」になっている。簡単メモ帳は、ひとつのテキストに順に新規メモを追加していけるものだ。自動的に区切り線が入り、古いメモは下に移動する。
もちろん、複数のメモ帳を扱える「メモ帳」機能もある。サブメニューから「メモ帳にコピー」を選べば、簡単メモ帳の内容を通常の「メモ帳」に移すこともできる。
待受からワンボタンでメモが起動できる端末は「A5403CA」のほか、au向け東芝「A5501T」(これもクリアボタンがメモメニューを兼ねている)など一部だ。ただしショートカットにメモを登録できる端末はけっこうある。
「N900i」「P900i」「N505iS」など、NEC系のソフトを搭載したドコモ端末は、[メニュー]ボタンを2度押すとショートカットメニューが表示される。「SH505iS」などドコモ向けシャープ端末は(壁紙にカレンダーを表示しない状態で)下ボタンを押すとショートカットが現れる。「D505i」では右ソフトキーが、「SO505iS」では[My]キーがショートカットへの入り口だ。
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