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![]() | Zaurusでは、かなり滑らかな映像が配信されており、実用性は高い |
ではPit Live TV powered by Intelが、どのようなシステムで情報配信を行ったのかを見てみよう。
今回の情報配信サービスでは、ツインリンクもてぎ内に設置された40カ所の無線LANアクセスポイントから、観客が持ち込んだPCやPDAにリアルタイムのレース映像や順位表を配信している(レース映像は約400Kbps、順位表は100Kbps)。

無線LAN基地局はCisco Aironet1200を使用(11gの11b/g互換モードで作動)。広大なサーキットをカバーするため、遠方のスタンドのアクセスポイントには、WIPAS(Wireless IP Access System)でデータを中継し、低コストにエリア展開を行っている。
WIPASは26GHz帯の準ミリ波を使用したワイヤレスIPアクセスシステムで、無線伝送速度は80Mbps(実際に使用できるのは50Mbps)を誇る。最大700メートルの送信距離で無線アクセスポイントを設置できるため、サーキットのような広大な敷地でも、ケーブルを敷設することなく、大規模な無線LANエリアを構築できるのがメリット。「WIPASを大規模なイベントの中継系として使うのは日本では初めての試み」(ツインリンクもてぎ)という。
通信方式はマルチキャスト方式だ。全端末が同じ帯域を共有することで周波数効率を上げ、収容する端末の数に制限がかからないようにしている(通常の通信方式はユニキャスト方式と呼ばれ、各端末が個別に帯域を占有するため、接続端末数が制限される)。


配信方式、エリア設計ともに、数々の新しい試みが行われた「Pit Live TV powered by Intel」。今回は、インテルを協賛パートナーに迎え、同社の「Itanium2プロセッサ」などを搭載した日本ヒューレットパッカードのシステムサーバを使用し、コンテンツ制作をニッポン放送プロジェクトが担当した。NTTブロードバンドプラットフォームがネットワークを、沖電気工業がシステムの一部を担当するという複数の企業が手を組み実現したかたちだ。
「ゴルフなどの屋外スポーツにおける新しい観戦スタイルを提案できる。ビジネスモデルの構築を視野に入れた問い合わせも多い」(ツインリンクもてぎ営業課の本間公康氏)と、サーキット以外でもお目見えする可能性はありそうだ。大規模なイベントを盛り上げるモバイル機器の利用方法、無線LANの新たな展開としての試金石となるだろう。
今年、ツインリンクもてぎでは、フォーミュラ・ニッポンや全日本GT選手権など7つのレースで「Pit Live TV powered by Intel」を提供する。ぜひ、モバイル機器を持ち込んで新しいレース観戦スタイルを体験してもらいたい。
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