モバイル機器、欧州などで62%の出荷増

» 2004年04月21日 09時55分 公開
[ITmedia]

 市場調査会社Canalysが4月20日発表した調査報告によると、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域における2004年1〜3月期のモバイル機器出荷台数は、前年同期比62%増の247万台となった。

 メーカー別の出荷台数を見ると首位はNokiaで119万4760台。前年同期比で89%の出荷台数増だ。シェアは前年同期から7.1ポイントアップの48.4%だが、10〜12月期の50.2%からは微減している。2位はHewlett-Packard(HP)で25万1530台(10.2%)、3位はpalmOneで25万310台(10.1%)。HPは3四半期連続でpalmOneの出荷台数を上回った。CanalysはPDAの台数をまとめた「データ主体」と、スマートフォンなどの多機能電話をまとめた「音声主体」というカテゴリー別のデータも発表しており、データ主体部門ではHPが25万1530台で首位(29.5%)、palmOneが23万3560台(27.4%)で2位となっている。音声主体部門ではNokiaが119万4760台を出荷し、73.8%のシェアを占めている。

 データ主体機器の出荷台数は前年同期比33%増だったのに対し、音声主体機器の出荷台数は83%と大幅に伸びた。

 モバイル機器に採用されたOSに関する調査では、Symbian OSの採用が最多で147万5720台に搭載。シェアを前年同期から6.8ポイント伸ばし、59.7%とした。2位はMicrosoftで61万2430台(24.8%)。Microsoftはデータ主体部門では首位で57.1%(48万7030台)のシェアを占め、前年同期の48.5%から大幅に伸ばしている。

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