携帯電話出荷増大、スマートフォンも大幅成長

» 2004年05月07日 08時46分 公開
[ITmedia]

 調査会社米IDCが5月6日発表した統計によれば、1〜3月期の世界の携帯電話出荷台数は前年同期比29.3%増、前期比5.9%減の1億5270万台となった。携帯電話とPDAを組み合わせた「スマートフォン」は前年同期比85.8%増を記録している。

 Nokiaはミッドレンジ製品の不足が響いて前期比19.2%の大幅な落ち込みを見せたが、シェアは29.3%で依然首位を維持。2位のMotorola(シェア16.6%)と3位のSamsung(13.1%)がこれに食い込む形で大きくシェアを伸ばした。

 世界の携帯電話加入者は年末までに15億人に達する見通しで、今年の携帯電話出荷は5億9500万台を突破するとIDCは予測。この市場は2008年まで拡大を続け、今後数年は2.5G携帯によって成長が加速、3G携帯の販売台数は2007年に年間1億台を突破すると予測している。

 統合型携帯電話の出荷台数は2004年に2000万台を超え、OSはSymbianの優位が続く見通し。MicrosoftとPalmSourceのOSを搭載した携帯電話も長期的にはSymbianを脅かす存在となるが、携帯電話市場の主流となって出荷を伸ばすのは困難が伴うと予想される。

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