Philips、携帯機器のディスプレイ性能を向上する「Life Pix」

» 2004年05月20日 19時44分 公開
[ITmedia]

 蘭Royal Philips Electronicsは5月11日、携帯機器のLCDおよびOLEDのディスプレイ性能を向上させる複数のアルゴリズムである、「Life Pix」を発表した。

 そのうちの一つであり、シリーズの最初となるモバイルディスプレイ向け全色域カラーマッピング・アルゴリズムは、人間の目がどのように色を感知するかを識別。ディスプレイ画面の輝度と発色の性能に合わせて、ピクセルごとに最適な色、および明るさの調節を行う。

 同アルゴリズムは静止画向けソフトウェア、動画向けディスプレイ ドライバもしくはディスプレイモジュールに適用でき、またアプリケーションプロセッサ、携帯電話および携帯端末の次世代画像処理プロセッサにも実装可能。既に携帯機器の開発事業者に、提供が開始されているという。

 同社は5月23日から28日に米シアトルで開催される「Society for Information Display 2004」に出展し、641ブースでモバイルディスプレイ・ソリューションの展示を行う。

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