米palmOneは5月21日、旧Palmの手書き認識技術「Graffiti」をめぐってXeroxから起こされた特許訴訟で、裁判所が同社側に有利な略式判決を言い渡したと発表した。
ニューヨーク西地区の米連邦地裁判事は、Xeroxの特許(米国特許5,596,656号)を「無効」と判断したという。
この訴訟はXeroxが1997年、旧Palmとその親会社だった3Comを相手に起こしたもの。Palmはその後、OS部門のPalmSourceを分離し、Handspringの買収とともにpalmOneに社名変更した。
旧Palmは、この訴訟を考慮して代替の手書き認識技術を探し、問題とされたGraffitiをリプレースしている(2003年1月14日の記事参照)。
palmOneの発表によると、今回の略式判決により、Xeroxの訴訟は棄却されることになる。
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