ボーダフォンHD、当期純損失1000億円

» 2004年05月25日 16時51分 公開
[ITmedia]

 ボーダフォンホールディングスは5月25日、2003年度の連結決算を発表した。経常利益は前年度比33.3%減の1812億円となり、1000億円の当期純損失を計上。1月に下方修正した業績予想(1月28日の記事参照)に、概ね沿った結果となった。

 移動体通信事業では、ボーダフォンのマーケットシェアが、2004年3月末時点で18.4%に。前年3月末の18.5%を下回った。「ますます競争が激化してボーダフォンにとって厳しい試練の1年となったが、ボーダフォンはマーケットシェア18%台を維持できた」(ボーダフォンのダリル・グリーン社長)。

 ムービー写メール対応端末は、2004年3月に300万台を突破。全加入台数に占める対応台数は20.1%になった。また、3月末時点でプリペイドユーザーが総契約数の約9%を占めている。

 ボーダフォンホールディングスの連結での2004年度業績予想は以下のとおり。移動体通信事業では、3Gサービスへの移行費用が増加するほか、PDCとW-CDMAの2方式のネットワークを運用することに伴う費用増加が見込まれるとしている。

2004年度業績予想
売上高 1兆5310億円
経常利益 1270億円
当期利益 1100億円

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