5分で分かる、今週のモバイル事情6月26日〜7月2日

» 2004年07月02日 20時41分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

まだ“大きいのが”残っている? 新端末発表

 今週もまた新端末が発表された。日本無線がDDIポケット向けに、ストレート型の「AH-J3003S」(7月2日の記事参照)を開発。7月15日から発売される。

 夏商戦に向けて各キャリアから実にさまざまな端末が発表されたが、まだ“大きいのが”残っている模様だ。KDDIの高橋誠コンテンツ・メディア本部長は、WIN+BREW端末について「新しい端末の発表も予定している」とコメント(6月28日の記事参照)。6月1日付で、「W21K」(5月18日の記事参照)に続いて「W21S」がJATEを通過している(7月1日の記事参照)。そう遠くない時期に、何らかの動きがありそうだ。

 またFOMAと無線LANのデュアル端末と思われる「N900iL」(2003年12月の記事参照)もJATEを通過。「NEC初のLinux携帯」「フルブラウザ搭載」という噂もあり、登場が待たれる。

 新端末登場の陰で、使えなくなる端末のトピックも。ボーダフォンは、旧デジタルツーカー各社の一部機種について2005年1月1日から東名阪地区でのサービスを停止するとアナウンスしている(7月2日の記事参照)。

 中国市場向けにはNECが、タッチパネルを装備した「N610」と「N620」の2モデルを投入。N620は、北京語の読み上げにも対応している(6月30日の記事参照)。

夏モデルが続々と店頭に

 今週は、夏モデルの新端末が続々と店頭に並んだ。リバーススタイルに対応、240×346ピクセルのメイン液晶を備えた「N506i」(6月25日の記事参照)、FOMAのセカンドモデルとなる「N900iS」(6月25日の記事参照)、グローバルパスポート端末の下位モデル「A1305SA」(6月22日の記事参照)、オートフォーカス機構付き200万画素カメラの「A5407CA」(6月23日の記事参照)、アンテナレスのストレート端末「TT41」(6月24日の記事参照)、320万画素カメラの「A5406CA」(6月30日の記事参照)、超小型ストレート端末「premini」(7月1日の記事参照)、光学ズーム付き202万画素の「V602SH」(7月2日の記事参照)──の、なんと8モデルだ(6月28日の記事参照)。

 新モデル登場に伴い、前モデルの中には比較的買いやすい価格になっているものもある。そのあたりも要チェックだ。

“P”の不具合が相次ぐ

 今週は、“P”に不具合が相次いだ。「P900i」には、自動的に再起動する不具合が発生(6月30日の記事参照)、ドコモはソフトウェア更新機能で対応するとアナウンスした。

 「ぴちぴちピーチ」「ぷるぷる杏仁」など、これまでにないネーミングとコンパクトなボディで注目を集める「P252iS」にも不具合が見つかった(7月2日の記事参照)。エリア内にもかかわらず常時圏外表示となり、発着信が不可能になる場合があるという。ユーザーにはダイレクトメールなどで通知され、準備ができ次第無償で修理を行うとしている。

さて、来週は?

 7月9日から、auのWIN端末向けコンテンツ「EZチャンネル」の新番組の配信が始まる。既に登録は行えるので、初回配信を逃したくない人は要チェックだ(6月24日の記事参照)。

 7月7日から9日まで東京国際フォーラムで開催される「富士通ソリューションフォーラム」では、Push-to-talkのデモが行われる(6月29日の記事参照)。

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