家計調査による通信料、すべての年齢層で移動電話増、固定電話減に

» 2004年07月07日 20時17分 公開
[ITmedia]

 総務省統計局は、平成16年5月の家計調査を発表、その結果を含む最近の家計調査をもとに「家計簿からみたファミリーライフ」をまとめた。その中の「世代別に見た暮らしの特徴」で、「電話通信料」を取り上げ、解説している。

 それによると、平成12年と平成15年の世帯主の年齢階級別電話通信料の年間支出金額を比較すると、すべての年齢層で移動電話通信料が増え,固定電話通信料が減っている。特に50代の移動電話通信料は、平成15年は平成12年の3.2倍と大幅に増加が見られた。

図 世帯主の年齢階級別電話通信料の年間支出金額(全世帯)

 また、平成12年に移動電話が固定電話の通信料を上回っているのは30歳未満のみだったが、平成15年度には60歳以上をのぞくすべての年齢層で、移動電話が固定電話を上回った。

 ここ数年で急激に普及した携帯電話およびPHSが、すべての年代に浸透し、逆に固定電話が使われなくなってきたことが、家計調査からも見て取れる格好だ。

 なお、平成16年5月の家計調査における1世帯当たり1カ月間の支出金額の全国平均は、移動電話通信料8398円、固定電話通信料4157円、インターネット接続料1508円。

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