警察庁は7月9日、「道路交通法施行令改正試案」を公開し、パブリックコメントの募集を開始した(警察庁のホームページ参照)。運転中に携帯電話で通話した場合の、具体的な反則金の額などが記載されている。
6月に、衆院本会議で改正道路交通法が可決され、運転中に携帯を利用すると5万円以下の罰金が科されることが決まっていた(6月3日の記事参照)。これをうけて、より細かい内容を決める“施行令”の改正案が公開されたかたち。
違反車両 |
大型自動車 |
普通自動車・自動二輪車 |
原動機付自転車 |
反則金 |
7000円 |
6000円 |
5000円 |
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対象となるのは、停止しているときをのぞき、運転中に携帯を持って「通話したり、メール送信などのため画面を注視したりした」場合。違反の点数は、「1点」となっている。
- 「運転中の携帯規制」のインパクト
改正道路交通法が成立し、運転中の携帯利用に有無を言わさず罰金がかかるようになる。それでも、車内で携帯を使いたい人はどうしたらいいのか。現時点で合法的に利用するならイヤホンマイクだが、理想的なのはBluetoothのヘッドセットだ。
- 「運転中に携帯」で罰金5万円〜改正道交法が成立
6月3日、衆院本会議で改正道路交通法が可決され成立した。運転中に携帯電話を利用すると、5万円以下の罰金が科される。
- 過半数が、運転中に携帯使用
この夏、運転中の携帯利用に対する罰則が強化されるが、ドライバーの多くは運転中に携帯を利用している。過半数は必要があれば運転中も携帯を使用し、うち普段通りに使うユーザーも40%いる。
- 運転中の着信、7割が“取る”
道交法の改正で、夏には運転中の携帯利用に罰金が科せられるようになる見込み。しかし現状、ドライバーの7割が、運転中の着信を“取ることがある”と答えた。
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