7月から、ドコモにはマルチメディア&サービス本部が発足。iモード企画部長だった夏野剛氏も、マルチメディア&サービス本部 マルチメディアサービス部長に肩書きが変わった。
マルチメディアサービス部では、端末とサービスの一元開発を行うと夏野氏。「端末もサービスも1つの本部で担当して、きちんとポートフォリオを作って出していく。これまでバラバラで、どこに相談に行ったらいいか分からなかった人も、これからはどんどん私のところに来てください」(夏野氏)。
マルチメディアサービス部の役割は多岐にわたる。携帯電話のマーケティング全般とiモード全般、メロディコールや留守番電話などの付加サービスまで、すべて統合的に企画する。
何カ所かに分かれていた位置情報的なサービスも統合され、eコマースについてもFeliCaや回収代行をはじめ、「FeliCaケータイを足場に将来、“何らかの形での金融事業”も十分視野に入れている」(夏野氏)など、今後あり得るすべての選択肢を検討するという。
放送と通信の融合サービス、あらゆる形の企業とのアライアンス、海外のiモード展開、マルチメディア関連のセンター技術も、マルチメディアサービス部の担当になる。
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