iモード企画部からマルチメディアサービス部へ〜何が変わるのか

» 2004年07月23日 19時14分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 7月から、ドコモにはマルチメディア&サービス本部が発足。iモード企画部長だった夏野剛氏も、マルチメディア&サービス本部 マルチメディアサービス部長に肩書きが変わった。

 マルチメディアサービス部では、端末とサービスの一元開発を行うと夏野氏。「端末もサービスも1つの本部で担当して、きちんとポートフォリオを作って出していく。これまでバラバラで、どこに相談に行ったらいいか分からなかった人も、これからはどんどん私のところに来てください」(夏野氏)。

 マルチメディアサービス部の役割は多岐にわたる。携帯電話のマーケティング全般とiモード全般、メロディコールや留守番電話などの付加サービスまで、すべて統合的に企画する。

 何カ所かに分かれていた位置情報的なサービスも統合され、eコマースについてもFeliCaや回収代行をはじめ、「FeliCaケータイを足場に将来、“何らかの形での金融事業”も十分視野に入れている」(夏野氏)など、今後あり得るすべての選択肢を検討するという。

 放送と通信の融合サービス、あらゆる形の企業とのアライアンス、海外のiモード展開、マルチメディア関連のセンター技術も、マルチメディアサービス部の担当になる。

 海外のiモードユーザーは約300万。年内に500万、来年には1000万を目指すと夏野氏。「ドコモが提携する海外オペレータの携帯電話加入者数は7000万人で、このうちの50%が(iモードを)使っても3500万人。世界では1億を超えるポテンシャルがある」


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