Kラボ、オフショア研究拠点としてタイ企業と提携

» 2004年09月22日 17時37分 公開
[ITmedia]

 ケイ・ラボラトリー(Kラボ)は9月21日、オフショア研究開発拠点として、タイのサヌークソフトウェアと業務提携を行ったことを発表した。

 従来ソフトウェア開発業界では、アジア各国をオフショア開発拠点とする進出を積極的に行っている。ただし携帯向けソフトウェア開発では、実機によるデバッグが不可能なこと、言語やビジネススタイルの違いによるマネジメントの問題、技術レベルの格差などが壁となって、オフショア開発の成功事例が少なかった。

 Kラボはオフショア開発地域として、進出企業が多くないため優秀な人材を確保しやすいバンコクを選択。また東京本社の研究開発部内に、フランス人を中心とした海外スタッフによるオフショア開発専門のマネジメント部門を設置するなど、オフショア開発の体制を整備した。試験的開発を1年行った上で、今回の業務提携に至ったという。

 将来的には、研究分野のみならずソリューション開発分野での本格的なリソースの開拓も視野に入れているという。

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