5分で分かる、今週のモバイル事情9月18日〜9月24日

» 2004年09月24日 18時46分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

ボーダフォン、本気の3G端末7モデルを発表

 ドコモ(2003年12月の記事参照)、KDDIに続いて(7月12日の記事参照)、ボーダフォンも“本気の3G”端末を発表した(9月22日の記事参照)。その数は7モデル。グローバル調達に基づく初の製品群で、「802N」を除く6モデルは欧州での販売も決まっている(9月22日の記事参照)

 シャープやNECの日本メーカー2社に加え、Sony EricssonNokiaMotorolaの海外端末メーカーも端末を提供。コンテンツ関係の容量も大幅に拡大されるなど、今後のサービスに期待を持たせる発表となった。

 “本気のWIN端末”のリリースが一段落したKDDIは、タマゴ型のボディがユニークな「A1403K」を発表(9月23日の記事参照)。「A5405SA」(4月20日の記事参照)を手がけた岩崎一郎氏のプロデュースで生まれた端末だ。発売は10月下旬を予定している。

東京ゲームショウ開幕、新ゲームが続々

 9月24日から幕張メッセで「東京ゲームショウ2004」が開幕した。このイベントに合わせてドコモは、18社の45タイトルのゲームが900i向けに開発中であることを発表(9月21日の記事参照)。うち26タイトルはドコモのブースで実際に体験できるという。

 フォーラムには、ナムコ、スクウェア・エニックスといったCPのキーパーソンやNECモバイルターミナル事業部長の田村義晴氏、ドコモのプロダクト&サービス本部マルチメディアサービス部長の夏野剛氏が登場。携帯ゲームの今後について議論を交わした(9月24日の記事参照)

 ドコモブースでは、900i向けゲームをあしらったP900i用カスタムジャケットを配布している(9月24日の記事参照)

VGA表示対応も〜東芝と日本HPがPocket PCを発表

 富士通に続き(7月6日の記事参照)、東芝と日本HPがVGA表示対応のPocket PCを発表した。

 東芝のハイエンドモデルは、802.11b対応の無線LANとVer.1.2準拠のBluetooth機能を搭載した「GENIO e830W」(9月21日の記事参照)。PDAに特化した安価な定額つなぎ放題サービスを利用可能にする、機器認証機能への対応が特徴だ。市場価格は7万5000円前後。

 日本HPのハイエンドモデルは802.11b対応の無線LANとVer.1.2準拠のBluetooth機能を搭載、液晶下部にタッチパッドを装備した「hx4700」(9月22日の記事参照)。2つの通信機能を同時に使うことも可能だ。値段はHP Directplus価格で6万9930円。

 なお日本HPのローエンドモデル「rz1717」(HP Directplus価格2万4900円)は、発売開始と同時に1000台限定でキャンペーン価格の1万9800円で販売される(9月22日の記事参照)

新サービス、新技術

 KDDIは「EZナビウォーク」を、OZ magazineや東京ウォーカー、東京カレンダー、Hanakoといったタウン誌と連携すると発表。誌面に印刷されたバーコードを読み取れば、簡単に目的地として設定できるようになる(9月22日の記事参照)。また11月からは、「家族割」グループ内のCメール送信料を無料にする(9月24日の記事参照)

 ドコモは複数周波数対応の電力増幅器を開発。900MHz帯と1900MHz帯の双方に対応しながら、それぞれ個別の電力増幅器と同等の性能を達成した(9月21日の記事参照)

 カシオ計算機は、デジタルカメラや携帯電話などでの利用を想定した2.2インチの高精細なVGA液晶を開発。10月5日に開幕するCEATEC JAPAN 2004で披露する予定だ。

 NECエレクトロニクスは、携帯電話用音源LSIとしては初めてMP3/AAC再生に対応した「μPD9993」のサンプル出荷を開始した(9月21日の記事参照)

さて、来週は

 10月1日から、ドコモが「ファミリー割引」(9月17日の記事参照)サービスを拡張。ファミリー割引グループ内のiモードメール送受信料が無料になる(9月1日の記事参照)。またFOMAのテレビ電話通信料も、期間限定で一部無料化される(8月30日の記事参照)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年