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2004/10/06 18:05 更新

CEATEC JAPAN 2004:
充電1分でVAIO Uなら80分動く キャパシタが見えてきた

大容量キャパシタの実用化が見えてきた。化学反応で蓄電する充電池に比べると、キャパシタの充電時間は一瞬で済む。だが大きさやコストなど課題も山積みだ。

 1分の充電で、小型PCを1時間20分駆動できる大容量キャパシタが、CEATEC JAPAN 2004のパワーシステム(関連記事参照)のブースで展示されている。

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VAIO Uの背面にナノゲート・キャパシタを接続。左のボックスで充電時間を制御する

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VAIO Uよりかなり大きい

 デモでは、「VAIO type U」のリチウムイオン充電池をナノゲート・キャパシタに代え、10秒間充電。デモ画面を1分間表示する。「1分間充電すれば、1時間20分連続駆動できる」(説明員)。

 ナノゲート・キャパシタは、炭とアルミ箔を使って電気をそのまま蓄える。電気エネルギーを化学反応で化学エネルギーに変換するリチウムイオン充電池などに比べ充電時間を短縮でき、理論的には半永久的に使用できる。同社にはオムロンと三井物産が4月に出資。ハイブリッド自動車から電気貯蔵庫まで、キャパシタ事業の本格的な展開を目指している(関連記事参照)

 実用化への課題はサイズと価格だ。デモ展示されていたキャパシタはVAIO U 4台分ほどの大きさ。「1時間動かすにはこれくらいのサイズが必要」(説明員)。さらに、「びっくりするような値段」(説明員)だという。

 将来はリチウムイオン充電池の3倍程度の価格にし、小型化して市場投入したい考えだ。「リチウムイオン充電池の寿命が3年ほどだが、ナノゲート・キャパシタはその3倍以上、10年程度の寿命がある」(説明員)ため、3倍までの価格なら市場にも受け入れられるとの読みだ。

 「材料は炭とアルミという簡単なものなので、大量受注があれば価格が下げられる」(説明員)。

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モバイル機器向け小型キャパシタ

 マッチ箱程度のサイズのモバイル機器向け小型キャパシタも参考出展した。ただし充電時間など詳細は「今は言えない。11月までに発表するリリースで明らかにする」としている。

[岡田有花,ITmedia]

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