InfineonとGlobal Locate、携帯用A-GPS受信ICを共同開発

» 2004年10月14日 19時18分 公開
[ITmedia]

 独Infineon Technologiesと米Global Locateは10月12日、携帯電話やPDA向けのシングルチップ型A-GPS受信ICの共同開発を行っていることを発表した。

 「Hammerhead」と呼ばれる新チップは、A-GPS受信機に必要とされる全機能をワンチップ化した製品。携帯電話向けの緊急支援サービスや、位置情報利用サービスを可能にする。サイズが7×7ミリで実装面積が小さくてすむため、小型電子機器に組み込みやすい。Global Locateの「IndoorGPS」技術を搭載、深いビルの谷間や走行中の自動車、屋内でも、GPSの動作が確保されるという。

 今回の共同開発で、Global Locateはベースバンド設計、信号処理、A-GPSソフトウェアに関する技術やシステムレベルのノウハウを、InfineonはRF設計、システム統合、プロセス技術、製造などの専門技術を提供。共同で「Hammerhead」チップの販売を行う。

 両社は2005年第1四半期にサンプル出荷を開始予定で、価格は1万購入時で6.50ユーロほどになる見込みだ。

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