スペックで比較する、「着うたフル」WIN(1/2 ページ)

» 2004年10月15日 20時18分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 ついに“1曲まるごとダウンロード”可能な「着うたフル」対応のWIN端末が登場した。東芝製「W21T」、カシオ計算機製「W21CA」、日立製作所製「W22H」、三洋電機製「W22SA」の4モデルが発表された。

 ボディデザインやスペック、独自機能もさまざまなこの端末群を、スペック面から比較してみよう。

 発売予定日は、W21T、W22SA、W22Hが11月下旬、W21CAが12月下旬だ。

 左からW21CA、W21T、W22SA、W22H

 なお、今回のスペックは開発時点のものであり、製品版で変更される可能性があることをご了承いただきたい。

スライド、回転2軸の選択肢も〜ボディデザイン、サイズ、重さ

 冬WINは、2モデルが折りたたみ型、1モデルが回転2軸、1モデルがスライド型と、デザインが多彩。折りたたみ型のW22SAにしても、背面に小さいボタン状の方向キーや決定キーをレイアウトするなど、機能の落とし込み方がユニークだ。

 4端末のうち、最も軽いのはW22SAで114グラム。次いでW21Tの126グラムの順だ。スライドボディのW22Hは最も厚い27ミリだが、丸みを帯びたデザイン処理のためホールド感は悪くない。

端末名 重さ サイズ
W22SA 114グラム 48×99×25ミリ
W21T 126グラム 50×99×26ミリ
W22H 142グラム 51×115×27ミリ
W21CA 140グラム(暫定) 51×102×26ミリ

内蔵メモリ容量、外部メモリ対応は

 4モデル全てが“1曲まるごとダウンロード”可能な「着うたフル」対応機。1曲のサイズが概ね1.5Mバイトといわれる楽曲を、どれくらい端末に入れられるのかが気にかかる。

 内部メモリ容量が最も多いのは、外部メモリスロット搭載を見送ったW22SAで40Mバイト。ほかの3モデルは、おおよそ同じ容量で、23〜24Mバイトだ。

 W22SA以外の3モデルは、いずれもセキュア対応のminiSDカードスロットを装備。着うたフルでは端末側のセキュリティ、CPRMによる暗号化のほか、端末の番号が同じならコンテンツをSDカード経由で移動可能な「ユーザーバインド方式」に対応。「コンテンツプロバイダも、おおむね(miniSDへの)ムーブを許容しているようだ」(KDDIの小野寺社長)というから、多くの楽曲をダウンロードしたいなら、miniSDカード付き端末を選んだほうがいいかもしれない。

 miniSDは、3モデルとも128Mバイトへの対応は確認されている。256Mバイトメモリについては、「発売までに動作確認を行う」(KDDI)としている。

端末名 内部メモリ 外部メモリ
W22SA 40Mバイト -
W21T 23Mバイト miniSD
W22H 24Mバイト miniSD
W21CA 24Mバイト miniSD

バッテリー容量、最大はW21Tの1000mAh

 音楽が聴けるとなると(10月13日の記事参照)、バッテリーの持ちも気になるところ。着うたフルの連続再生時間が最も長いのは、W22SAの約9.5時間。次いで東芝の約8時間と続く。

 ただ、W21CAとW22Hには電波オフモードが用意され、この機能をオンにすると、W21CAがイヤホン装着時で約9時間(スピーカー時は約5.5時間)、W22Hがイヤホン装着時で8.5時間(スピーカー時は約4.5時間)の連続再生が可能になる。

端末名 バッテリー容量 着うた連続再生時間
W22SA 830mAh 約9.5時間(イヤホン装着)、約5時間(スピーカー出力)
W21T 1000mAh 約8時間(イヤホン装着)、約5時間(スピーカー出力)
W22H 720mAh 約6時間(イヤホン装着)、約4時間(スピーカー出力)
W21CA 740mAh 約6.5時間(イヤホン装着)、約5時間(スピーカー出力)


端末名 連続待ち受け時間 連続通話時間
W22SA 約260時間 約230分
W21T 約300時間 約240分
W22H 約220時間 約190分
W21CA 約220時間(暫定) 約190分(暫定)
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