ついに“1曲まるごとダウンロード”可能な「着うたフル」対応のWIN端末が登場した。東芝製「W21T」、カシオ計算機製「W21CA」、日立製作所製「W22H」、三洋電機製「W22SA」の4モデルが発表された。
ボディデザインやスペック、独自機能もさまざまなこの端末群を、スペック面から比較してみよう。
発売予定日は、W21T、W22SA、W22Hが11月下旬、W21CAが12月下旬だ。
なお、今回のスペックは開発時点のものであり、製品版で変更される可能性があることをご了承いただきたい。
冬WINは、2モデルが折りたたみ型、1モデルが回転2軸、1モデルがスライド型と、デザインが多彩。折りたたみ型のW22SAにしても、背面に小さいボタン状の方向キーや決定キーをレイアウトするなど、機能の落とし込み方がユニークだ。
4端末のうち、最も軽いのはW22SAで114グラム。次いでW21Tの126グラムの順だ。スライドボディのW22Hは最も厚い27ミリだが、丸みを帯びたデザイン処理のためホールド感は悪くない。
端末名 | 重さ | サイズ |
---|---|---|
W22SA | 114グラム | 48×99×25ミリ |
W21T | 126グラム | 50×99×26ミリ |
W22H | 142グラム | 51×115×27ミリ |
W21CA | 140グラム(暫定) | 51×102×26ミリ |
4モデル全てが“1曲まるごとダウンロード”可能な「着うたフル」対応機。1曲のサイズが概ね1.5Mバイトといわれる楽曲を、どれくらい端末に入れられるのかが気にかかる。
内部メモリ容量が最も多いのは、外部メモリスロット搭載を見送ったW22SAで40Mバイト。ほかの3モデルは、おおよそ同じ容量で、23〜24Mバイトだ。
W22SA以外の3モデルは、いずれもセキュア対応のminiSDカードスロットを装備。着うたフルでは端末側のセキュリティ、CPRMによる暗号化のほか、端末の番号が同じならコンテンツをSDカード経由で移動可能な「ユーザーバインド方式」に対応。「コンテンツプロバイダも、おおむね(miniSDへの)ムーブを許容しているようだ」(KDDIの小野寺社長)というから、多くの楽曲をダウンロードしたいなら、miniSDカード付き端末を選んだほうがいいかもしれない。
miniSDは、3モデルとも128Mバイトへの対応は確認されている。256Mバイトメモリについては、「発売までに動作確認を行う」(KDDI)としている。
端末名 | 内部メモリ | 外部メモリ |
---|---|---|
W22SA | 40Mバイト | - |
W21T | 23Mバイト | miniSD |
W22H | 24Mバイト | miniSD |
W21CA | 24Mバイト | miniSD |
音楽が聴けるとなると(10月13日の記事参照)、バッテリーの持ちも気になるところ。着うたフルの連続再生時間が最も長いのは、W22SAの約9.5時間。次いで東芝の約8時間と続く。
ただ、W21CAとW22Hには電波オフモードが用意され、この機能をオンにすると、W21CAがイヤホン装着時で約9時間(スピーカー時は約5.5時間)、W22Hがイヤホン装着時で8.5時間(スピーカー時は約4.5時間)の連続再生が可能になる。
端末名 | バッテリー容量 | 着うた連続再生時間 |
---|---|---|
W22SA | 830mAh | 約9.5時間(イヤホン装着)、約5時間(スピーカー出力) |
W21T | 1000mAh | 約8時間(イヤホン装着)、約5時間(スピーカー出力) |
W22H | 720mAh | 約6時間(イヤホン装着)、約4時間(スピーカー出力) |
W21CA | 740mAh | 約6.5時間(イヤホン装着)、約5時間(スピーカー出力) |
端末名 | 連続待ち受け時間 | 連続通話時間 |
---|---|---|
W22SA | 約260時間 | 約230分 |
W21T | 約300時間 | 約240分 |
W22H | 約220時間 | 約190分 |
W21CA | 約220時間(暫定) | 約190分(暫定) |
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