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2004/10/18 19:48 更新
ATI IMAGEON搭載のiPAQ〜「iPAQ Pocket PC hx4700」を試す (1/2)
日本HPの「hx4700」は、VGA表示、SD+CFの拡張スロット、無線LANとBLuetoothを内蔵するなど、高い拡張性が魅力。グラフィックチップとしてATI IMAGEONも搭載された。
iPAQ Pocket PCに、VGAディスプレイ搭載モデル「hx4700」が加わった(9月22日の記事参照) 。高速CPUに無線LAN+Bluetoothの通信機能、2つの拡張スロットと強力な装備が魅力だ。
デザインも一新したiPAQ Pocket PCの最強モデル
日本HPの「hx4700」は、Windows Mobile 2003 Second Editionを採用したPocket PC。iPAQシリーズ初のVGA液晶搭載モデルだ。4インチの液晶は、iPAQ Pocket PCの中でも最大。624MHzと高クロック動作のPXA270アプリケーションプロセッサに加え、グラフィックチップとしてATI IMAGEONを搭載するなど、現時点では最強のPocket PCといえるだろう。
ボディデザインは直線的。カラーはグレイのツートンで、シルバーベースの従来モデルとはイメージが異なる。標準で半透明のディスプレイカバーが付属、カバーを開けずに画面を確認できる。カバーは背面まで回り込むので、持つ際のじゃまにはならない
hx4700は、日本市場にもマッチする製品だ。802.11bの無線LANとBluetoothを内蔵し、SD/IOスロットとCFカードスロットも装備している。AirH"や@FreeDなどのCF型通信カードの利用率が高い日本では、やはりCFスロットの存在は重要になる。
SD/IOスロットとCFカードスロットは上面に装備。撮影用にSDカードは引き出しているが、使用時には完全に本体内に収まる。電源スイッチも上面だ。スタイラス収容部には特に凝った仕組みはなく、普通に出し入れするタイプ(左)ACアダプタは付属の変換コネクタを使えば、直接本体に接続して充電できる。別売りのUSB接続ケーブルは、USB経由の充電も正式にサポートする(右)
明るく見やすいVGAディスプレイ
hx4700最大の特徴は、やはり480×640ピクセルのVGAディスプレイ。VGA対応ディスプレイ搭載機は、既に富士通の「Pocket LOOX v70」(76日の記事参照) や、東芝の「GENIO e830」(9月21日の記事参照) がリリースされており、国内では3製品目となる。明るい場所でも見やすい半透過型で、発色・明るさともに申し分ない。輝度センサーも搭載され、外光に応じてバックライトの明るさを自動調整してくれる。
解像度の高さはフォントに現れている。Today画面を見るだけでもその違いは明白だ。iPAQ Pocket PC伝統の「iTask」も健在。ランチャーやタスクマネージャーとして便利に使える(左、左中)。多段階の明るさ設定と輝度センサーも装備。「自動」にチェックを入れておくと、外光に合わせてバックライトの明るさが変化。バッテリーの無駄な消費を防ぐ(右)
VGAディスプレイはPocket PCの標準的な240×320ピクセル(QVGA)ディスプレイの4倍の情報を1画面で表示できる。横長画面の表示にも対応、内蔵アプリケーションはほぼすべて横長画面に対応している。
物理的な画面サイズは、従来とさほど変わっていない。そのため内蔵のPIMなどでは、一覧性や文字情報量の向上はそれほど実感できない。しかしフォントは見違えるほど見やすくなった。Webブラウザでは最小フォントの視認性が大幅に向上、PocketExcelの50%縮小表示でも、十分文字を確認できる。フォントサイズの指定が可能なソフトでは、1画面あたりの文字情報量が大幅に増す。
PIMでの一覧性は、QVGAディスプレイのPocket PCとそれほど変わらない。スケジューラの月間一覧では相変わらず予定の内容は表示されず、予定の有無だけが示される
ブラウザでは、フォントサイズ最小でも視認性に難はない。横長画面もブラウジングには便利。QVGAディスプレイと比べて格段に快適だ
VGAの恩恵は、グラフィックベースのソフトで感じられる。内蔵アプリの1つ「ClearVue PDF」では、横長画面でA4原稿の幅が収まるよう40%まで縮小しても、文字はしっかり読み取れる。
左がA4原稿の横幅が収まる40%縮小の表示。英文字とはいえ、視認性は十分。縦スクロールだけで全体を閲覧可能だ。右は標準設定の75%縮小の場合
VGAディスプレイで気になるのが、動画再生能力。VGAディスプレイであれば、PCでの再生用にエンコードした動画ファイルも十分なクオリティで再生できそうで、期待がふくらむ。クオリティだけでなく、Pocket PCでの再生用にいちいちエンコードしなくて済むメリットも大きいだろう。
Windows Media EncoderのPocket PC向けプロファイルでエンコードした動画ファイルは、フルスクリーンを含め問題なく再生できた。次に640×480ピクセルで1Mbps(音声64Kbps)という、PCでの視聴に耐えるようエンコードした動画ファイルを再生してみた。この場合は、絵としてのクオリティは申し分なく、動画として破綻まではしないものの、フレームレートは10fps程度という印象を受けた。少なくとも「Windows Media PlayerでPC用の動画ファイルをそのまま」というのは、荷が重いようだ。
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[ 坪山博貴,ITmedia]
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