三洋マルチメディア鳥取製の「A5507SA」が、WPC EXPO 2004のKDDIブースにお目見えした。ターゲットは、10代から20代のローティーン。この端末を軸に“友達や親、その親などにも広がっていくような端末を”という「A5405SA」からのコンセプトも健在だ(4月16日の記事参照)。
カードスロットを廃し、背面液晶をモノクロに割り切ったこともあり、薄さは20ミリ。カメラも30万画素クラスと、コストの低減を意識して開発されているが、QVGA液晶はしっかり積んでいる。「ディスプレイはユーザーが頻繁に目にする部分。ここのクオリティがしっかりしていれば、カメラが30万画素クラスでも、液晶の上ではきれいに表現される。ローエンドでもQVGAを積むのはauのこだわり」(説明員)。
背面液晶の周囲は、輝度の高いクリアな素材を配し、「薄型ながら奥行きのあるデザイン」(説明員)。着信通知ランプは液晶部分を光らせることで対応し、すっきりしたデザインに仕上げた。
薄型ながら、強度の確保も忘れてはいない。内部にマグネシウムのシャーシを入れることで、耐衝撃性を高めている。
A5507SAには、身近な相手とのコミュニケーションを行いやすくするための「ペア機能」が用意される。これはA5405SAにも装備されていた機能だが、登録できる人数が1人から5人に増えたほか、EZナビウォークへの対応に伴い自分の居場所を伝えられるようにもなった。
子供や親の世代が使うことを考慮して、ダイヤルキーは大きめのものを採用。A5405SAでは子供向けのジュニアモード時にしか使えなかったお小遣い帳や時間割は、ノーマルメニューでも使えるようになった。「お小遣い帳も万単位まで入力できるようになったので、お父さんのお小遣い管理にも使えます」(説明員)
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