3位 2.6インチワイドQVGA液晶にOperaフルブラウザ搭載〜「W21CA」
4位 今度のザウルスは4GバイトHDD内蔵〜「SL-C3000」
7位 KDDI、「着うたフル」開始へ 対応WIN端末4機種発表
8位 KDDI初、スライドボディの着うたフルWIN〜「W22H」
9位 「Bluetooth+着うたフル」のWIN〜「W21T」
10位 内蔵メモリ40Mバイトの着うたフル対応機〜「W22SA」
INFOBAR、W11Kに続き、talbyの発表と、勢いづく「au design project」。このプロジェクトを率いるのが、KDDIプロダクト統括部プロダクトデザインディレクターの小牟田啓博氏だ。
WPC EXPO 2004の「auデザインプロジェクトと携帯端末の未来形」と題された2時間にわたるビジネスソリューショントラックでは、1時間はau design projectの歴史に触れ、1時間はイワサキデザインスタジオの岩崎一郎氏と対談するなど、このプロジェクトにかける思いを語り尽くした(10月21日の記事参照)。
この2時間の中では、記事では触れられなかった“こんな”トピックにも言及した。
現状au design project端末は、CDMA 1Xと初代WIN対応のみで、“本気のWIN”は登場していない。「WINのau design project端末は出るのか」と問われた小牟田氏は、詳細は明かさなかったものの「スゴいのを用意しています」と期待を持たせた。「C409CA」(2月20日の記事参照)のようなタフネスケータイについても、「検討している」と話すが、時期については「ビジネスはタイミングが大事」というに留めた。
「携帯をデザインする上で参考にするものは」と問われると「携帯には興味ない」と大胆発言。アイデアや発想は「空手をやったり娘と遊んだりするときに」出てくるものだと、生活者の視点でものを見ることにこだわった。
コンセプトの時点から量産を意識していたというtalby。内蔵コンテンツにも、普通なら“ふざけすぎてNG”になるようなユーモアを盛り込んだと胸を張る。内蔵着うたは、端末をデザインしたマーク・ニューソン氏の友人であるニック・ウッド氏が担当。この着うたには、同氏の娘の歌声や愛犬ギネスの鳴き声が入っているという。「みんなで楽しもうという姿勢。でも質は一流」(小牟田氏)
KDDIに請われてカシオ計算機から移ってきた小牟田氏。オファーを受けたとき「はじめは、うさんくさいから断った」と話す。しかし「好きなことをやっていいから」と言われて移籍を決意した。外部デザイナーとのコラボを企画した際、バジェットを聞かれて「通信設備に投資するほどのお金はかからない」といったら通ったという話も披露。
「国内外の端末で“先を越された”と思ったものはあるか」と聞かれ、「ありません」と即答した小牟田氏が使っている端末は「A5405SA」。デザインはもとより、薄くて軽いのが気に入っているという。世界を股にかけて活躍する岩崎氏はグローバルパスポート端末「A5505SA」を使っているそうだ。ただし「すごく気に入っているのはW11K」(岩崎氏)
au design projectが活気づくきっかけとも言えるINFOBAR。この端末は、自分で運を拾ってきてくれたと小牟田氏。「発表会で仲間由紀恵さんが、NISHIKIGOIをとても気に入ってくれた。これは何にも替えがたい広告効果」と、製品自体の魅力が周りを惹きつけ、巻き込んでいったことを喜んだ。「talbyが、誰を連れてくるのか楽しみ」(小牟田氏)
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