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コラム
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| アンテナ形状 | 感度 | サイズ |
| 伸びるアンテナ | ◎ | × |
| 突起アンテナ | △ | ◎ |
| 内蔵アンテナ | × | △ |
感度とサイズのバランスをどう取るか。伸びるアンテナが感度的には望ましいが、サイズが大きくデザインも難しくなる。かといってアンテナの内蔵も問題が多い。中間として、最近増えているのが「V801SA」や「N506i」などに見られる突起状の“伸びないアンテナ”だ。
では、これからアンテナはどんな形状になっていくのか。“デザイン重視”の姿勢から、アンテナを内蔵する端末は増えていくだろう。しかし、逆に最新端末ではアンテナ内蔵が難しくなっていくことも考えられる。
KDDIの1X WIN(EV-DO)や、ドコモが進めるW-CDMAの改良方式「HSDPA」では、受信感度によって通信速度が変わる仕組みを導入しているからだ(2001年7月30日の記事参照)。これらの通信方式では、受信感度の良い端末にはノイズ耐性の低い変調方式を使って高速にデータを送る。逆に感度の悪い端末に向けてはノイズ耐性の高い──つまり速度の遅い変調方式を使う。
少しでも通信速度を上げたい、そして周波数を有効利用したい、という観点からは、端末側でもアンテナの受信感度を上げる必要がある。実際、KDDIの1X WIN端末では、CDMA端末には珍しくダイバーシティアンテナを標準採用している(W11Hを除く)(2月13日の記事参照)。
複数の周波数帯を利用する端末が増えているのも、内蔵アンテナ採用を難しくする原因だろう。ドコモはPDC端末で800M/1.5GHzのデュアルバンド対応を進め、最近ではFOMAでも800M/2GHzのデュアルバンド端末を導入する予定(2003年11月25日の記事参照)。KDDIも800MHz帯のほか2GHz帯も利用する端末を投入してきている(10月4日の記事参照)。最近では、900M/1.8G/1.9GHzと複数の周波数帯を持つGSMにも対応する端末が増えてきた。
デザインか、サイズか、はたまた感度か。トレードオフとなることの多いこれらの関係が、アンテナ形状の未来を決めている。
[斎藤健二,ITmedia]
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