CingularのAT&T買収、ドコモが株7000億円分を売却

» 2004年10月27日 18時12分 公開
[ITmedia]

 ドコモは27日、米携帯電話事業者のCingular WirelessがAT&T Wirelessを買収した(10月26日の記事参照)のに伴い、同社が持つAT&T Wirelessの株式を売却すると発表した。売却額は約6950億円。

 ドコモはAT&T Wirelessの株式のうち約16%を保有しており、これをCingular側に売り渡す。株式1株当たり現金15米ドルで、合計約64億9500万ドル。1米ドル=107円として計算すると、約6950億円を受領することになる。

 2005年3月期の連結決算で、売却益約4970億円を営業外収益として計上する予定。単独決算では、約4300億円の特別利益を計上する。

 これら特別利益は5月7日に公表された2004年度の業績予想に織り込み済み。業績予想の上方修正や下方修正などは行わない見込みだ。

 なお、今回の合併でCingularは加入者4600万を擁する米第1位の携帯電話事業者となる。10月25日に、米連邦通信委員会(FCC)と米司法省(DOJ)が、条件付きで両社の合併を承認したことが発表されていた。

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