Nokia、初のMobile IPv6通話デモ

» 2004年11月17日 08時51分 公開
[ITmedia]

 Nokiaは11月16日、香港で開催中のモバイル展示会3G World Congressで、同社のCDMAデュアルスタック端末を使い、初のMobile IPv6通話のデモンストレーションを行った。

 Mobile IPv6を使って二つのCDMAアクセスネットワーク間を、シームレス・ハンドオフでリアルタイムにビデオを流す様子を示した。

 Mobile IPv6は、次世代インターネットプロトコルIPv6に移動性を追加するための仕様。IPv6によって、それぞれにユニークなIPアドレスを持った数百万台のIP対応機器の常時接続が可能になる。

 Nokiaは、端末とネットワークでデュアルスタックIPv4/IPv6/Mobile IPv6をサポート、IPv6と現行IPv4間のシームレスな相互ネットワーキングを保証するとしている。

 Nokia幹部のアダム・グールド氏は、「Mobile IPv6は、CDMA、WCDMA、無線LANなど複数のアクセス技術間でシームレスな移動通信を実現、P2Pサービス、プッシュサービス、VoIPといった次世代サービスを強力に支援するものになる」と説明している。

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