「N901iC」は、NEC端末としては初となるおサイフケータイ。「N900i」のデザインを踏襲したスマートなボディは(3月2日の記事参照)、抗菌処理が施されている。
N900iS同様、カラーは4色展開。スパイクブルー、シェルピンク、パウダースノー、ビターチョコの4色を揃えた。“春夏秋冬をイメージした4色”だという。背面部分は、2種類の素材を使ったツートン仕上げ。例えば、ビターチョコでは「フェイクレザータッチの素材を使っている」(説明員)。
発表会で流されたビデオの中で、NECのデザイナーはデザインの意図を次のように話している。「N900iのアークラインを継承。光と影の2面性を追求した。多機能を、いかに自然にデザインの中にとけ込ませていくかが難しかった」。
機能面では、FeliCa機能を追加しながらN900iとほぼ変わらないボディサイズに抑えた。サイズはN900iと同等。重さはわずか4グラム増えただけだ。
アウトカメラは記録画素数200万画素の有効100万画素スーパーCCDハニカム、インカメラは有効11万画素CCDを搭載。このあたりの基本スペックはN900iから変わっていない。
ボディは、SIAA(抗菌製品技術協議会)に適合した抗菌仕様だ。抗菌剤として「バクテキラー」を配合した材料で、端末の表面がコーディングされている。
ディスプレイは、N900iの液晶から縦が25ピクセル長くなったQVGA+(240×345ピクセル)。液晶サイズもN900iの2.2インチから2.3インチに大きくなっているが、「0.1インチの拡大は、縦が25ピクセル長くなった分」(説明員)だという。
サブディスプレイは、0.96インチの4096色STN液晶で、N900iから変わりない。スピーカーは、ツインスピーカーが装備され、広がりのあるステレオ音声を楽しめる。また、従来同様、マウスのようにポインターをを動かせる「ニューロポインター」を搭載している。
OCR機能の「アクセスリーダー」は日本語の読み取りにも対応した。縦書き文字にも対応しており、複数行を連続して読み込むこともできるため、文章を取り込むことも容易だ。
取り込んだ言葉は、そのまま内蔵の辞書(国語/和英/英和)で引くこともできる。「N506i」に搭載されたのと同様の機能だ(4月27日の記事参照)。
デコレーションテレビ電話機能も新たに搭載した。テレビ電話の最中の自分の顔に“つけまつげ”やカツラなどを合成できる機能で、顔の部分を自動的に認識して顔を動かしたり近づいたりしてもうまく装飾される。
プチメッセージ機能は、テレビ電話中に文字を送信できる機能。相手のテレビ電話画面に画像として表示される。両機能共に、「どのテレビ電話端末に向けても利用できる」(説明員)。
予定仕様は以下の通り。
機種名 | N901iC |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 48×102×26ミリ |
重さ | 119グラム以下 |
連続通話時間 | 140分以上 |
連続待受時間 | 静止時435時間以上、移動時350時間以上 |
アウトカメラ | 100万画素スーパーCCDハニカム(記録画素数200万画素) |
インカメラ | 11万画素CCD |
外部メモリ | miniSD |
メインディスプレイ | 約2.3インチ6万5536色TFT液晶(240×345ピクセル:QVGA+) |
サブディスプレイ | 約0.96インチ4096色STN液晶・(30×120ピクセル) |
ボディカラー | スパイクブルー、シェルピンク、パウダースノー、ビターチョコ |
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