三菱電機製の「D901i」は、FOMA初のスライドボディ端末。メールや通話機能がスライド動作に連動する機能を装備した。ただPDCの「D253i」(9月21日の記事参照)で採用したスライドボディとは若干仕様が異なる。
D253iは2段階にスライドする「3WAY STYLE」を採用していたが、D901iのスライドは開閉のみ。開閉機構にはバネを使っており、ある一定のところまで指で押すと、あとはバネの力で開閉する仕組みだ。
スライド動作との連係機能は「閉じた状態で着信したときに端末を開くと通話」「メール閲覧時に端末を開くと返信画面に」「スケジュールの任意の日付にカーソルを合わせて端末を開くと入力画面に」といったものが用意される。
担当デザイナーは、軽く手を添えるとすぱっとバネで開く、クイックスライドが特徴だと話す。「高級感、上質感をヘアラインで表現した」(D901iのデザイナー)。
カメラはAF機構を備えた記録画素数/有効画素数とも200万画素のスーパーCCDハニカム。30fpsのQVGAムービーの撮影に対応するなど、動画機能を強化した。内側のカメラは記録画素数32万画素(有効画素数31万画素)のCMOSを装備している。
D901iのインタフェースは一新され、F900iシリーズと似たものになった。富士通と三菱電機はSymbianベースのFOMA開発で協業するとしており、その成果が反映されているようだ(3月24日の記事参照)。
iTunesでエンコードしたAACファイルの再生機能もF901iCと同等。連続再生に対応し、閉じた状態で前後曲へのスキップやボリューム調整を行える。曲の早送りは1曲再生時のみ可能だ。
アンテナは端末上面に内蔵。ダイヤルキーはタイル状で、すきまから赤いELDが光る。ボディカラーはシャイニーブラウン、スターリングシルバー、アズライトブルーの3色。
なお、iモードFeliCa機能には対応していない。
予定仕様は以下の通り。
機種名 | D901i |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×106×25ミリ |
重さ | 136グラム以下 |
連続通話時間 | 150分以上(テレビ電話:100分以上) |
連続待受時間 | 300時間以上(静止時、移動時とも) |
アウトカメラ | AF機構付き有効/記録200万画素スーパーCCDハニカム |
インカメラ | 有効32万画素CMOS |
外部メモリ | miniSD |
メインディスプレイ | 約2.4インチ26万2144色TFT液晶(QVGA) |
サブディスプレイ | - |
ボディカラー | シャイニーブラウン、スターリングシルバー、アズライトブルー |
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