アステル沖縄、DDIポケット子会社に事業譲渡、解散へ

» 2004年11月30日 14時16分 公開
[ITmedia]

 沖縄電力は、アステル沖縄を2005年1月31日付けで解散すると発表した。PHS事業はDDIポケットの子会社に譲渡し、譲渡後のアステル沖縄を精算するかたち。

 7月の時点で、アステル沖縄はDDIポケットとPHS事業を共同展開することに合意していた(7月26日の記事参照)。どのようなかたちで共同事業を行うかが模索されていたが、今回新会社を設立することで方向が固まった。

 新会社には、DDIポケットが8割を出資し、沖縄の地元産業が残りの2割を出資する。「沖縄電力としては、2割のうちの何%かを出資するということで調整中」(沖縄電力広報)という。

 DDIポケットが支配権を持つため、アステルブランドは消滅し、DDIポケットブランドのサービスが展開されることになる。もっとも、DDIポケット自体が新体制に合わせた新ブランドを模索中のため、“DDIポケット”のサービスが提供されるかは未定という。

 アステルグループは既に、北海道九州北陸、関西がサービスを終了。東北はほかの地域とのローミングを停止しており、中部、四国でも、サービス廃止を前提として新規受付を停止している。中国では12月9日に、音声サービスを終了する予定。

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