モバイル「e燃費」にガソリン価格チェックの新機能

» 2004年12月16日 22時33分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 IRIコマース&テクノロジーは、携帯端末向けマイカー情報管理サイト「e燃費」に新機能を追加すると発表した。ユーザーから集計したデータを基に、ガソリンスタンドごとの販売価格をチェック可能。併せて、サイトを3キャリア対応にすることも発表された。

Photo IRIコマース&テクノロジーの親会社である、インターネット総合研究所の藤原洋社長。「e燃費は“環境保全に役立つという社会的役割”もある」と説く

 e燃費は、ガソリン給油時に携帯から燃費をチェックできる無料サイト。走行距離や給油量、ガソリン代などを携帯から入力すると、燃費をグラフ化して表示する。データは、車種別やメーカー別、都道府県別の「燃費ランキング」として集計され(2001年6月18日の記事参照)、メーカーの研究開発などにも利用されているという。

 消耗品の交換時期を自動計算する機能も持っており、走行距離と経過時間に連動してオイル交換時期、タイヤの減り具合などを知らせる。累計会員数は26万人で、月間の「燃費入力回数」は7万〜9万回。これまでドコモ、ボーダフォンに対応していたが、新たにEZwebにも対応した。

ガソリンスタンドごとの価格情報を提供

 2月から追加されるのは、ガソリンスタンドの店舗ごとの販売価格情報サービス。給油時に代金を入力し、店舗名を入力すると、そのデータがサーバに集計される。これにより各ユーザーは、最新の販売情報を閲覧できる仕組み。

 店舗名はデータベース(DB)側でリスト化されており、ユーザーは入力時に自分の購入した店舗名を選択する。携帯の位置情報を利用することで、店舗候補は絞り込んで提示され、容易に選択できるという。

 「交通量の多い大通りのガソリンスタンドなどは、頻繁に最新情報が更新されることになる」(同社)。同情報は、今後通信カーナビなどへの提供を検討しているという。

環境への意識を〜「CO2体重計」も

 もう1つ、追加された機能が「CO2体重計」だ。消費したガソリンの量に、油種ごとの係数をかけることで、「自分がどれだけのCO2を排出したか」が分かるというサービス。

 ユーザーに環境への意識を高めてもらうため付けた機能。「先月と比べてCO2排出量が多かった」などと比較することで、ドライバーがCO2削減を心がけるようになるなどの効果を狙うという。

 e燃費のアクセス方法は、iモードが「メニューリスト」-「趣味」-「クルマ/バイク」、EZwebが「トップメニュー」-「カテゴリで探す」-「ライフ」-「車・住宅」、ボーダフォンライブ!が「メニューリスト」-「趣味・レジャー」-「クルマ・バイク」。

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