「W21CA」搭載のOperaを「AH-K3001V」と比較する(2/3 ページ)

» 2004年12月21日 21時24分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

テンキーショートカットは便利だが、キー操作にはクセあり

 サイトの中で「mailto:」タグでメールアドレスが書かれている場合、アドレスをクリックすればメールアドレスが入力された状態でメールソフトが立ち上がる。これはW21CAもAH-K3001Vも同じだ。

 拡大・縮小はW21CAが75%/100%/150%と3段階なのに対し、AH-K3001Vは50%/80%/90%/100%/120%/150%/200%ときめ細かい。

 キー操作は少々クセがある。方向キーの上下ボタンでリンク選択を上下に動かすのは普通だが、方向キーの左右ボタンや本体側面の上下ボタンで上下にスクロールというのは珍しい。

 「1」キーでURL入力画面、「2」キーでお気に入り一覧、「3」キーでアクセス履歴の一覧といったように、テンキーにショートカットが割り当てられているのは便利だ。とくに便利だと思ったのは、「0」キーでページの一番上や一番下にジャンプ、「9」キーでページ内検索など。また、画像のオン/オフを切り替える「5」キーは是非覚えておきたい。

 ただ、Webブラウズでよく使う「進む」「戻る」がキーに割り付けられておらず、アプリボタンを押して「アクション」メニューを呼び出し、そこから「前ページへ」「次ページへ」を選ばないといけないのは不便。キー操作に関しては、AH-K3001Vのほうが自然に感じる。

スモールスクリーンモードでは、方向キーの左右ボタンは上下スクロール、上下ボタンはリンク選択になっているが、フルスクリーンモードでは方向キーの4つのボタンを押して上下左右に移動する
「前ページへ」「次ページへ」にはショートカットキーが割り当てられておらず、メニューから選ぶ

Flashのサイトは見られない

 Operaのバージョンは、W21CAが7.60、AH-K3001Vは7.0。細かい設定項目を見ると、AH-K3001Vでは設定できるBGM再生のオン/オフ、BGMの音量変更、文字コードの選択などが、W21CAではサポートされていない。表示モードの切り替え、画像表示のオン/オフといった基本機能はどちらも持っている。

W21CAに搭載されているOperaのバージョンは7.60(左)。アクセス履歴は10件まで表示される(右)
画面の拡大/縮小は3段階から選べる(左)。文字サイズは3種類から選択可能(中)。PC版Operaのように、メニューやタイトルバーなどの色を選択できる「テーマ」は、AH-K3001Vにはない機能だ(右)

 PC用のサイトはほとんど問題なくアクセスできる。大きな画像が貼ってあるサイトも、細かくフレームが分けられたサイトも、スモールスクリーンモードで安定して閲覧できるのはうれしい。SSLやTLSなどセキュリティ対応のページにもアクセスできるので、銀行やショッピングサイトなども問題ない。

 ただしパスワードの入力画面で、AH-K3001Vでは確定するまで文字列が見えているのに対し、W21CAでは入力した文字が1つずつ*になり見えなくなる。PC版Operaに搭載されている認証管理機能(ユーザー名とパスワードを記憶する)は、残念ながらW21CAでも搭載されていない。半角英数字と数字が入り交じったパスワードを携帯で入力するのは面倒なものなので、ここは機能追加してほしかったところだ。

 どちらでも見られないのは、Flashを使ったサイト。またPC版のOperaと違い、タブブラウザではないので、ポップアップするページにはジャンプできない。

最大の違いは速度と料金体系

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