専門ショップでブランド認知〜中国にNECの携帯専門店

» 2005年01月13日 18時22分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NEC通訊は、北京の王府井と広州の中華広場に、NEC端末を専門に取り扱うショップをオープンした。2005年内に同様のショップを10店舗展開予定。店内には端末に関する知識が豊富な店員を揃え、中国でも人気が高まってきたWebやメール、カメラ、ゲームといった機能を気軽に試せるという。

 王府井のNEC携帯電話専門ショップ

 中国で携帯電話は、アクセサリーやジュエリーのようにガラスケースの中に入った形で展示されることが多く、「機能を試す機会が少ない」(NEC広報)。中国でもインターネットやマルチメディア関連機能の人気が高まってきたことから、機能をアピールできる場としてショップを開設した。

 またNECコーナー設置されている販売店2000店舗についても、うち210都市1200店舗を全面改装。専門ショップの開店に合わせてオレンジ色を基調にした店舗に統一、スローガンの「Get Personal」をアピールする。「店舗では販売のほか、修理受付も行う」(NEC)。

 NECは対中国戦略を強化している2004年7月の記事参照。2004年度末までに20機種をラインアップするとしていたが、「実際には予定数を超える端末がリリースされる見込み」(NEC広報)だという。2005年度には30機種をリリースする予定としている。

 NECによれば、ラインアップ拡充やブランド戦略の強化で、NEC携帯の認知度が56.1%から63%に、NECブランドへの評価が34%から50%に向上。2004年の8月時点で23位だったシェアが12月時点で11位になったという(調査出典:SINO)。

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