状況に応じて着信が変化〜au「着Flash」

» 2005年01月20日 15時53分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 独自技術ではなく、汎用の技術を応用することで実現するサービスが増えてきた。

 KDDIは2月下旬に発売する1X WINの新機種「W31SA」「W31K」に(1月20日の記事参照)、電話などの着信時にMacromedia Flashを利用したアニメーションを動かせるサービス「着Flash」機能を搭載した。

 従来も、着信時にMPEG-4動画を再生する「着ムービー」はあったが、「ただムービーを流すだけではなく、状況に応じたアニメーションを流せる」(KDDI)のが特徴。Flashの動作を制御する言語アクションスクリプトを使い、アドレス帳や着信日時、電池残量、電波レベルなどを読み取ってアニメーションを変えることができる。

 例えば、「電話をかけてきた人によってアニメーションを変えたり、かかってきた回数によって対応を変えるといったことが技術的に可能になる」(KDDI)。

着うたと同時利用は不可。勝手着Flashも可能

 着Flashは、Flash Lite 1.1の機能を活用したものだ。このバージョンから、携帯電話内部の情報を読み取ったり、着メロフォーマットであるSMAFが利用できるようになっている(7月12日の記事参照)

 着Flash設定時は、Flash側で設定したメロディが鳴るため、「着うた」などとの同時設定はできない。また、既存のFlashコンテンツを着Flashとして使うことはできず、着Flash専用のコンテンツを設定する必要がある。一般開発者も着Flashコンテンツを開発することが可能で、そのための仕様はauホームページで公開する予定だ。

 現在のところ、着Flash対応端末は1X WIN対応の2機種だけだが、「今後は1X端末も含めて、着Flash対応を広げていく予定」(KDDI)となっている。

 なお、au端末でFlashに対応しているのは、「W21SA」「W21S」「W21K」や、「W21T」「W22H」「W22SA」「W21CA」など1X WIN端末。および1X端末では「talby」「A5507SA」が対応している。同時発表となった「A5509T」「A1404S」は非対応となってる。

2月下旬の対応機種発売と共に用意される7種類のコンテンツ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月18日 更新
  1. 縦折りスマートフォン6機種のスペックを比較する サイズ/カメラ/価格の違いは? (2024年04月17日)
  2. ソフトバンク版iPhone 15 Pro、Pixel 8 Proの一部容量が実質24円(※別途費用あり) 1年で買い替える人向け「新トクするサポート(プレミアム)」の内訳とは (2024年04月17日)
  3. 「ポケモンGO」大幅アップデート より自分に近いスタイル変更、現実世界を反映したビジュアルなど (2024年04月16日)
  4. Back Marketの「リファービッシュ製品」が中古と違うワケ 売れ筋はiPhone 13、バッテリー“100%保証”の計画も (2024年04月17日)
  5. 「改正NTT法」が国会で成立 KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルが「強い懸念」表明 (2024年04月17日)
  6. 「なめてんの?」前澤友作さん、Metaの“他責的声明”に激怒 著名人なりすまし広告問題で (2024年04月17日)
  7. HMDとハイネケン、透明で“退屈な”折りたたみ携帯を発表 (2024年04月17日)
  8. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  9. ソフトバンク、「新トクするサポート(プレミアム)」を4月18日に開始 対象機種は? 現行プログラムとの違いは? (2024年04月16日)
  10. 最新のXperia発表か ソニーが「Xperia SPECIAL EVENT 2024」を5月17日に開催 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年