つるりとしたタマゴ型、サイトウマコト氏デザイン〜新WIN「PENCK」

» 2005年02月07日 13時47分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 KDDIは、au design project(2004年10月の記事参照)のWIN端末「PENCK」(ペンク)を発表した。日立製作所製で、ボディカラーはメタル、ミルク、ビターの3色。2月下旬にも販売を開始する。

 サイトウマコト氏がデザイン。ボディカラーはメタル、ミルク、ビターの3色。背面にあるのは着信ランプのみ。PENCKのネーミングの由来は「音の響きのかわいさや自由さ、フリーハンド感からきたもの」(KDDI広報)


 底面にカメラやマクロ切り替えスイッチを装備。充電端子も外観との色のバランスを考慮し、「ロジウム」と呼ばれる銀白色の金属を採用した


 PENCKのロゴ

 アンテナ内蔵で角のない、丸い形が特徴。カメラやボタンも出っ張らないようレイアウトされ、カバンやポケットにもすっきりおさまるという。

 ボディカラーは、蒸着塗装技術で全面をメッキ表現した「メタル」、ソリッドのホワイトを最高水準の塗装技術で表現した「ホワイト」、黒のように見えるこげ茶色の「ビター」の3色を用意した。

 デザインを手がけたのは、グラフィックデザイナーのサイトウマコト氏。グラフィックデザインや広告アートディレクションをはじめ、映像監督、商品開発、建築、プロダクトデザインど数多くの分野をカバーする総合クリエイターで、作品はニューヨーク近代美術館など世界20カ所以上の美術館にパーマネントコレクションされている。

 カメラは124万画素CCDで外部スロットはminiSD。EZチャンネルや着うたフルなどの機能に対応する。

 クレードルもボディに合わせた丸形のものをデザイン。付属するステレオイヤホンも、オリジナルデザインだという


 待ち受け画面もサイトウマコト氏デザインのものがプリセットされる。着信音や着信メロディ、端末の開閉時用の音なども、PENCKの世界観に合ったものが用意される


 スピーカーはヒンジ部付近に装備。閉じたときにはヒンジ部の隙間から着信音が流れる仕組みだ。スピーカーが外装のデザインに影響しないよう配慮している

 au design projectは、2001年に発足したKDDIのデザイン開発プロジェクト。国内外のデザイナーとのコラボレーションによる携帯電話を開発するなど、デザインの視点から新しい携帯電話作りを行っている。

 これまで「INFOBAR」(2003年10月の記事参照)や「Talby」(5月20日の記事参照)、「W11K」(2003年10月の記事参照)が製品として登場。ほかにも各種コンセプトモデルを提案している。

 KDDIでは、PENCKと「PARCO」のコラボレーションを実施(2月7日の記事参照)。日程は以下の通り。

場所 日程
渋谷PARCO 2月15日(火)から3月9日(水)まで
名古屋PARCO 2月17日(木)から3月2日(水)まで
心斎橋PARCO 3月1日(火)から3月31日(木)まで


製品名 PENCK
サイズ 約57×98×28ミリ
重さ 約134グラム
連続通話時間 約210分
連続待受時間 約250時間
カメラ 有効124万画素CCD
外部メモリ miniSD
メインディスプレイ 約2.2インチTFD液晶(QVGA)
EZチャンネル
EZナビウォーク ○(地磁気センサーなし)
着うたフル
EZアプリ BREW
QRコード読み取り
ボディカラー メタル、ミルク、ビター
日本語入力 ATOK for au(AI変換)
発売日 2月下旬


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