作品名 | 着信アリ2 |
監督 | 塚本連平 |
制作年・製作国 | 2005年日本作品 |
携帯電話ホラー「着信アリ」が、スケールアップして再びスクリーンに戻ってきました。前作から1年、携帯電話を介した呪いの連鎖はさらに拡がっていたのです。本作品「着信アリ2」では、NTTドコモの携帯電話がメインキャスト並みに登場しています。
これから本作を観る予定の人は、映画を見終わってからこの記事をお楽しみください。
保育士の杏子は、チャイルドセラピストの資格を取るため、仕事の合間を縫って猛勉強中。恋人の尚人との仲も良好で、充実した毎日を送っていました。杏子と尚人の出会いは、杏子が落とした携帯電話がきっかけ。拾ってくれた親切な尚人と、意気投合し付き合い始めたのでした。カメラマンという夢を追いかけている尚人に、杏子も負けないようにと励ましあう関係が続いていました。
そんな杏子に息抜きさせるため、友人のまどかが食事に連れ出します。訪れた店は、尚人がアルバイトをしている中華料理店。そこに、中華料理店主の娘・メイフォンも加わり、賑やかにお喋りしていました。
「ジャーン!」
携帯電話を見せびらかすメイフォン。
「携帯変えた?」
「番号も変わったの」
テーブルを囲んで、番号を教えあう杏子たち。そんな時、不気味なメロディが流れ出します。そう、あの“死の着メロ”。
「こんな着メロ、ダウンロードしてない!」
まどかの携帯電話から、聞きなれない着メロが流れてきたのです。画面の表示を見ると、自分の携帯番号からの着信。不審に思っていたその時、恐ろしい事件が発生します。その事件の第一発見者となったのは、尚人。楽しい食事会から一転、凍りつくような死の恐怖が杏子たちに襲いかかったのです。
不安を抱えながら帰宅し、杏子とまどかが携帯のテレビ電話で話している時
「杏子は大丈夫?」
「まどか……部屋に誰かいるの?」
「私1人だけど」
「後ろに何かいる……」
杏子は携帯の画面上で、まどかの背後に映りこんだ人影を見てしまいます。
「脅かさないでよ」
と笑っていたのもつかのま。やがて、まどかの携帯電話にあった着信が「死の予告電話」だったと気付くのです。そして、次のターゲットに選ばれてしまったのは杏子。尚人は、何とかして杏子を守ろうと、「死の予告電話」の正体を調べていきます。そんな時に出会ったのが、一連の事件を追うルポライターの野添孝子でした。杏子と尚人は、死の連鎖が水沼美々子という少女の怨念から始まったことを知ります。
しかし、孝子はこれまでの美々子に関わる事件と、杏子たちが遭遇した事件の違いに気付き、さらに真相を探り出します。そこで見つけたのは、また別の不幸な少女リー・リィの忌まわしい記憶。孝子は、死の連鎖を止める切り札を見つけられるのでしょうか? そして、尚人は杏子を守り抜くことができるのでしょうか?
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