携帯ワームの「Cabir」が米国上陸

» 2005年02月17日 09時13分 公開
[ITmedia]

 携帯電話に感染する「Cabir」ワームをめぐり、米国で初の拡散報告が寄せられたと、ウイルス対策企業のF-Secureが伝えている。これまではアジアと欧州を中心に増殖していたが、米カリフォルニアで感染拡大の報告が寄せられたという。

 CabirはSymbian OS搭載の携帯電話に感染するワームで、Bluetooth接続を使って感染。通信圏内で標的となる端末を見つけると、ウイルスファイルの送信を試みる。

 ただ、Cabirはどの亜種も一般的に拡散速度が非常に遅いうえ、米国ではSymbian搭載の携帯電話がほかの国ほど普及していないため、それほど深刻な事態にはならないだろうとF-Secureは予想する。

 これまでにCabirが見つかった国は、フィリピン、シンガポール、アラブ首長国連邦、中国、インドなどの順で米国は12番目。日本は挙がっていない。

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