米Motorolaは米Apple Computerと提携するなど、早くから戦略的に音楽ケータイに取り組んだメーカーだ(7月27日の記事参照)。同社も14日に音楽機能を強化した「E680i」を発表した。
Linux OSをベースとしており、MP3プレーヤーを1クリックで起動できる。ボディにはキーが少なく、多くの機能はペン入力による操作となる。ボディの側面にあるボタンを押しながらボリュームをコントロールできる。Transflashをサポート、対応容量は最大2Gバイト。
そのMotorolaと激しいシェア2位争いを繰り広げているのが韓Samsungだ(2004年12月2日の記事参照)。トップ3の知名度を確固たるものにした同社、カンヌでも展示内容、スペースともに力が入っていた。「音楽ケータイと明確に位置づけた端末は3月に発表する予定」としながら、マルチメディア端末と位置づけている端末をいくつか紹介してくれた。
「SGH-E730」は、MP3、AACをサポートし、FMラジオもある。カバーを閉じた状態で再生・一時停止やボリューム調節が可能 |
この春投入予定の「SGH-E720」。MP3、AAC、AAC+をサポート、内部メモリは88MB。同じくカバーを閉じた状態で操作が行える。 |
ちなみに同社は「SGH-D500」で会期中、“Best Handset Category”賞を受賞した。MP3プレーヤーがあり、メモリは96Mバイト。
メタリックな端末を多く提供するSamsungだが「SGH-D500」では黒。プラグインスピーカーを装着したところ |
音楽端末ではないが、地元メーカー、仏SagemでiPodライクな端末「myX-8」を見かけたのでついでに紹介。フランスのデザインチームが手がけた同端末は、ローエンドという同社のイメージを変える1台になるかもしれない。MP3プレーヤー有り。
音楽ケータイではないが、独Siemensのブースでは、「SX-1」を使って音楽を購入するデモを実演していた。デモ用に試作したアバターが音楽の購入からダウンロードまでをナビゲートしてくれるのだが、分かりやすいが時間がかかる気がした。
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