ドコモPHS新規受け付け4月末で終了

» 2005年02月28日 15時05分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは2月28日、PHSサービスの新規申し込み受け付けを4月30日で終了すると発表した。サービス自体は当面継続するが、「利用状況を見つつ」、終了の検討を進める。

 現在の契約ユーザーは継続して利用できる。またFOMAなど同社携帯電話サービスへの変更も可能で、各種特典を4月1日から用意する。詳細は、特典内容が確定次第、告知するとしている。

 PHS新規受け付け終了について、「携帯電話サービスの低料金化や多機能化等に伴い、今後PHS契約者の減少傾向は続くものと予想され、経営資源を携帯電話事業(FOMA)へ集中する」と説明している。

 同社は1998年12月、旧NTTパーソナルから引き継ぐ形でPHS事業をスタート。1月末時点の加入者は約136万で、ウィルコム(旧DDIポケット)の約299万に次ぐ第2位事業者。だがここ数年は加入者数の純減に歯止めがかからなかった。

 新規受け付け終了に伴い、2005年3月期末にPHS事業資産の連結減損損失約610億円を計上する。このため同期連結業績予想を下方修正した。修正後業績予想は、売上高4兆8200億円(増減なし)、営業利益7690億円(前回予想比約610億円減・同7.3%減)、税引き前利益1兆2550億円(同610億円減・同4.6%減)、純利益7220億円(同360億円減・同4.7%減)。

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