電気通信事業者協会(TCA)は3月7日、携帯電話/PHSの2005年2月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は36万7600増えて、8614万2300。
グループ名 | 2005年2月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ドコモ | 24万6100 | 4834万4700 |
au(KDDI) | 18万3700 | 1910万6300 |
ツーカー | −9000 | 359万2200 |
ボーダフォン | −5万3200 | 1509万9100 |
携帯電話の契約者数では、ボーダフォンが5万3200の純減を記録。先月も5万8700の純減だったが(2月7日の記事参照)、契約減に歯止めがかからずにいる。3G契約は14万8000増加したものの、PDCの減少幅が大きい。
2月の純増数トップはNTTドコモ。24万6100増で、KDDIの18万3700増を大きく上回った。ツーカーグループは、このところ純増傾向だったが9000の純減に転落している。
― | 単月シェア | 累計シェア |
---|---|---|
NTTドコモ | 66.9% | 56.1% |
au(KDDI) | 49.9% | 22.2% |
ツーカー | −2.4% | 4.2% |
ボーダフォン | −14.5% | 17.5% |
auのムービー対応端末が、1500万台を突破。BREWアプリ対応端末も、先月から約53万台増えて890万台に達するなど順調に増加している。
対照的なのがボーダフォン。アプリ対応端末、ボーダフォンライブ!対応機とも減少しており、契約減に伴いプリペイド端末の比率が増えたと推測される。同社は3G端末も増えつつあるため、ユーザーの“2極化”が進んでいるようだ。
キャリア | カメラ | ムービー | アプリ | GPS | 着うた | Web |
---|---|---|---|---|---|---|
NTTドコモ | 2540万 | − | 2909万 | − | 非公開 | 4351万1400 |
au(KDDI) | 1623万 | 1522万 | 890万(BREW) | 1119万 | 1513万 | 1604万9600 |
ボーダフォン | 1192万5700 | 398万0700 | 836万7000 | - | 非公開 | 1290万7300 |
3G契約者数の推移で見ると、ドコモの増加幅の多さが目立つ。単月で90万回線以上増やしており、着実にFOMAへの移行を進めているようだ。auは27万契約増だが、3G率は90%超と3キャリア中最も高い。
ボーダフォンは、14万8000増。ただし、累計では67万5300回線に過ぎず、3G率で見ても4.5%とやや出遅れている印象を受ける。
グループ名 | 2005年1月純増数(3G) | 累計(3G) | 3G率 |
---|---|---|---|
ドコモ | 92万5700 | 1024万2300 | 21.2% |
au(KDDI) | 27万8200 | 1739万3300 | 91.0% |
ボーダフォン | 14万8000 | 67万5300 | 4.5% |
PHSは、ウィルコムが7000の純増を記録。先月は3万5000増、先々月が1万1700増だったから、やや伸び幅が減少している。
PHS撤退を発表したドコモは、2万1700の純減。アステルグループも引き続き純減傾向で、4500の減少となっている。
グループ名 | 2005年2月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ウィルコム | 7000 | 299万8200 |
ドコモ | -2万1700 | 134万7500 |
アステルグループ | -4500 | 13万9800 |
累計 | -1万9200 | 448万5500 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.