普通の電話としても使える「Skypeフォン」CeBIT 2005

» 2005年03月14日 15時51分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 Skypeといえば、無料電話が可能なP2Pソフトとして有名だ。そのSkypeクライアントを内蔵した「電話」――ハードウェア製品もリリースされている。独ハノーバーで開催されている「CeBIT 2005」の独Siemensブースでは、実際の利用イメージを確認できた。

PHoto Skypeフォンを利用するには3つの構成要素が必要。1つめは、SkypeをインストールしたPC


PHoto 2つ目は、そのPCにUSB接続するアダプタ(製品名は「Gigaset M34USB」)


Photo そして3つ目が、そのUSBアダプタと通信するSkypeフォンだ(製品名は「Gigaset S44」)

 Skypeフォンの使い方は簡単。まずSkypeをインストールしたPCをネットワーク接続し、そこにUSBアダプタを接続する。このアダプタとSkypeフォンが通信を行ない、無料電話が可能になる。

 Skypeフォン〜アダプタ間の通信方式は、欧州のデジタル・コードレス規格である「DECT」。日本でいうと、PHSで親機と子機が通信しているイメージだ。Skypeフォンは、電話番号をダイヤルすれば普通の電話としても使えるが、VoIPを行う場合はこのアダプタに向けて発信する。

PHoto MS34に電話をかける


Photo その上で、Skypeアプリケーションを利用すると指定


PHoto Skypeフォンの画面上に、Skypeアプリのアドレス帳が現れた。PC画面に映っているものと同様だ

 SkypeフォンにPCと同様のアドレス帳画面が現れたら、あとは好きな相手を選んで電話すればいい。インターネットを介したVoIPだから、通話利用金はかからない。独市場では、このサービスが2004年12月から開始されているという。

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