携帯3キャリアなど、迷惑メール対策グループを創設

» 2005年03月15日 15時32分 公開
[ITmedia]

 携帯3キャリアおよび国内ISPが参加する、迷惑メール対策グループ「JEAG」(Japan E-mail Anti-Abuse Group)が発足した。迷惑メールを通信業界全体で取り組むべき問題と位置付け、対策を検討、実施する。

 発起人はNTTドコモ、KDDI、ボーダフォン、インターネットイニシアティブ、ぷららネットワークス、パナソニック ネットワークサービシズの6社。迷惑メールの送信方法が巧妙化、悪質化し、被害が深刻化している現状をふまえ創設した。設立メンバーには@niftyやSo-net、ODNといったISPや、日本IBM、日本HPといったデバイスメーカーも名を連ねる。

 迷惑メール対策の統一した方向性を議論し、合意が得られた技術やポリシーの導入を目指す。具体的には、迷惑メール対策技術として「Outbound Port 25 Blocking」「送信ドメイン認証」といった技術の導入に向け、検証と評価を行うという。同ワーキンググループは、送信ドメイン認証の活用などは「米国に比較して遅れている」とコメントしている。

 発起人6企業によれば、法的側面から迷惑メール対策を検討する団体はあっても、技術的見地から対策を実施、検討する団体はなかった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年