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2005/03/24 02:00 更新

女の子にインタビューして作りました〜お菓子携帯「Sweets」ができるまで (2/2)
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“かわいい”ボディに詰め込まれた“技術の総決算”
Sweetsは、かわいいデザインの中に鳥取三洋電機の“技術の総決算”が詰め込まれた端末でもある。その1つが4つのソフトキーを板状に成形した「一体型ソフトキー」だ。
「Sweetsの大きな特徴である“おまけのシールを使ったデコレーション”を提案するために、ソフトキーはフラットな板状にデザインした」(柴田氏)
左がSweetsの一体型ソフトキー。右は同じ鳥取三洋製の「A5507SA」。Sweetsでは左右のソフトキーとEZキー、メールキーが一枚の板状になっているのが分かる
「4つのボタンを一体型にすると、強度面の問題に加え、誤動作の可能性が出てくる。“十時型の線を入れませんか、せめて1本の線だけでも……”とお願いしたが、水野さんも柴田さんも、“どうしてもシールをきれいに貼れるようにしたい”と。技術的にはかなりハードルが高かったが、INFOBARやtalbyなど、難しい端末を開発してきた過程で蓄積したノウハウとキーを開発するメーカーとの協力で、なんとか実現できた。実はここが一番のポイント」(長谷氏)
Sweetsのダイヤルキーは、「A5405SA」のインサート工法(2004年4月の記事参照)の上に、「talby」のキーに使われたつややかなピアノ塗装を施したもの。子供向け端末ながら、最先端技術が盛り込まれている
3人の感性がぴったり合っていたからSweetsができた
Sweetsは、生みの親ともいえる3人が同じ感性を持ち合わせていたから、ここまでのものができたと柴田氏。「ほかの人の意見はそれほど聞いていなかったけれど、水野さんと長谷さんの言うことは聞いていた。同じ感性を持っているから説得する必要がない。デザインに参加してもらった感じだった」(柴田氏)
それはこんなエピソードからもうかがえる。「端末の最終段階で、底面にあるビス止めのネジがむき出しになっていた。できるだけ銀が出ないように作っているのに、『ここは諦めてください』といわれて、半べそで帰った」(同)
ところが最後にメーカーが持ってきた端末には、ビスを隠すキャップがはまっていた。「こだわってデザインしてきたことを分かってくれて、コストが上がるにもかかわらずキャップを付けてくれた。それがとてもうれしかった」(同)
完成品にはネジを隠すキャップがはまっていた
販促用パンフレットやフライヤーは、黒が一切使われていない。中に使う角版の写真も角を落とすなどこだわったと長谷氏
次に作りたいのは“大人の女性向け携帯”
3人が今後の携帯に求められるものとして挙げるのは、多様化するライフスタイルに合った端末だ。
「これほど小さい子供からお年寄りまでが使っているものは、ほかにない。これまでは機能に人が引っ張られていたが、これからはそれぞれの人の立場に立った端末が求められる」(長谷氏)
「携帯電話はファッションの要素が高いので、万人に受けるものを作っていたら、みな同じになってしまう。女性のファッション1つとっても、ボーイッシュ、ガーリッシュ、シック、キャリア風などセグメントされている。携帯電話もどんどんセグメントされていくのではないかと思うし、そうあってほしい」(柴田氏)
「機能ありきの端末がある一方、カラーやデザインに対するニーズも高まっている。これからも、人それぞれに響いてくれる端末を投入していきたい」(水野氏)
柴田氏が次に手がけてみたいのは「シックな大人の女性向け携帯」だという。“最強の3人が再結集する日”が来るかどうかは、ユーザーのニーズ次第だ。
お菓子に囲まれて作った「Sweets」
Sweetsの開発現場には、いつもお菓子が用意され、食べながら開発していたという。
中でもヒットだったという「のどに潤い 梨のど飴」。鳥取名物?
「長谷さんがいつも、すごく不思議なお菓子を持ってきてくれて。ほうれん草の飴とか梅が入った飴とか。打ち合わせの時もお菓子がいっぱい出ていて、お菓子に囲まれてSweetsを作っていた」(柴田氏)
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[後藤祥子,ITmedia]
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